本記事では、Always On Display(アンビエント表示)の基本機能から設定手順まで解説します。
標準搭載される機種はもちろん、サードパーティ製アプリを使えば非対応端末にも導入することが可能ですので、ぜひどうぞ。
前提:Always On Displayとは?
Always On Display(アンビエント表示)を使えば、スリープ中も画面上に次のような情報を表示できます。
- 時計
- カレンダー
- バッテリー残量
- 通知
- アラーム
Always On Displayは、主に有機ELディスプレイで採用される機能で、2016年にGalaxy S7シリーズで初めて導入されて以降、現在では多くの機種に標準機能として採用されています。
常に画面表示される点で、有機ELの画面焼けが気になりますが、定期的に位置を少しずらすことでその対策をしています。
関連記事 Androidの画面焼けについて
本記事ではAlways On Display(アンビエント表示)が標準搭載される機種はもちろん、非対応機種においても設定する方法を解説します。
方法 | メリット | デメリット |
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①: 標準機能で設定する |
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②: アプリを使って設定する |
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標準機能でアンビエント表示を設定する方法
有機ELディスプレイを搭載する最近の機種であれば、標準機能としてAlways On Display(アンビエント表示)を使用できます。
ここでは一例として、下記2機種の設定手順を解説します。
- Galaxy A54(One UI 6.1)
- Pixel 3a XL(Android 11)
Galaxy – Always On Displayの使い方
設定アプリを開き、 ロック画面とAOD → Always On Display を有効にします。
詳細メニューへ進むと、表示するタイミング等を調整できます。
なお以前は、このメニュー内で時計デザイン等、各種カスタマイズが可能でしたが、One UI 6.1 以降、不可となりました。
代わりにLockStarというアプリを導入する必要があります。
入れ方は簡単で、まずGalaxy Storeを開き、Good Lockを検索・インストールします。
Good Lockを起動して、機能一覧からLockStarをインストールします。
これでAlways On Displayのカスタマイズが可能となります。
関連記事 LockStarの使い方
関連記事 Always On Displayに写真を追加する方法
Pixel – Ambient Displayの使い方
設定の ディスプレイ → 詳細設定 と進み、
ロック画面 → 時間と情報を常に表示 を有効にすればOK。
これでスリープ状態でも、常に時刻や天気、バッテリー残量などの情報を表示できます。
その他、このページではスリープ状態の通知管理に関わる、いくつかの設定が用意されています。
- 画面をダブルタップして通知を確認
- スマートフォンを持ち上げて通知を確認
- 通知時にスリープ状態から復帰
参考 Pixel Phoneヘルプ – ジェスチャーでPixelスマートフォンを操作する
Always On AMOLED – すべての機種でアンビエント表示を設定する方法
Always On Display(アンビエント表示)に非対応の機種であっても、Always On AMOLEDというアプリを使えば再現できます。
各種権限を付与して初期設定を終えると、トップ画面が表示されます。
ここで表示するコンテンツのカスタマイズや起動条件を調整すれば、まるでAlways On Displayのように時刻やバッテリー残量等を表示できます。
表示するコンテンツは、トップ画面の 表示のカスタマイズ メニューで変更できます。
時計のスタイルや壁紙などが対象ですが、PRO(有償版)でしか選べないデザインも多いです。
起動条件は、トップ画面の 自動化ルール や ジェスチャーとショートカット メニューで変更できます。
例えばAlways On AMOLEDを開始すると、ずっとAlways On Display(アンビエント表示)が続きますが、 自動化ルール で 停止するまでの時間 を指定すれば自動終了できます。
また ジェスチャーとショートカット で ダブルタップアクション に「画面をオンにする」を割り当てれば、画面をダブルタップしてAlways On Displayを終了できます。
他にもバッテリーに関するルールや、通知設定のカスタマイズなども用意されています。
なおAlways On AMOLEDは、有機EL(AMOLED)ディスプレイ向けに作られたアプリとなり、液晶ディスプレイではバッテリー消費が増大するリスクがあります。
そもそもAlways On Display(アンビエント表示)は、有機ELディスプレイの「黒系の色は画面上の素子がほとんど発光しない」という特性を活用して、省電力を実現している機能です。
液晶ディスプレイの場合、黒色であっても常に後ろからライトで照らす必要があるため、消費電力を抑えることができません。
〆:Always On Display機能を使ってみよう!
以上、Always On Displayの使い方! Galaxyのアンビエント表示をAndroid全機種で設定しよう の説明でした。
有機ELの機種をお使いであれば、標準機能としてAlways On Display(アンビエント表示)を使用できる可能性が高いため、まずは設定を確認して下さい。
もし非対応の場合も、記事後半で紹介したAlways On AMOLEDを使えば、すべての機種で再現することも可能です。
ただし液晶ディスプレイで設定すると、バッテリー消費が悪化するリスクもあるため注意して下さい。
ぜひ、お試しあれ。
コメント
記事タイトルから全Android機とありますがHuaweiのhonor8では時刻が自動更新されません。
>>ニルさん
コメントありがとうございます。機種によっては未対応のケースもあるようですね。今後のアプリ対応に期待です。記事中にも注記を記載しました。
ALWAYS ON DISPLAY の背景の色がダークモードになって困っています。というのは、グレイな色は気が滅入るからです。携帯の電源を入れ直してもカラフルな元の色に戻してください。
Always On AMOLED
指紋認証でロックを解除しても表示されたままになってしまうのは使いにくい
ロック解除したら解除して欲しいがそういう設定が見つからない