Androidはクイック設定より画面の明るさを変更できます。
が、仕様上クイック設定を二段階開く必要があるため、頻繁に明るさを変更したい場合に少し面倒です。
そこで本記事では、画面上のどこからでも即座に明るさを変更できるAndroid向け無料アプリ「Display brightness」を紹介します。
頻繁に明るさを調整している方にぜひオススメですよ。
Display brightness – 使い方
アプリを入手する手順
今回紹介する「Display brightness」アプリは現在Google Playで配布されておらず、AmazonのAndroidアプリストアでのみ入手可能となっています。
そこで通常とは異なる下記のような流れでアプリをインストールします。
- AmazonのAndroidアプリストアを利用できる環境を整える
- Androidアプリストアから「Display brightness」をインストールする
それぞれ順番に解説します。
AmazonのAndroidアプリストアを利用できる環境を整える
AmazonのAndroidアプリストアは、「Amazonアプリ完全版」というアプリ上から利用ができます。
そこでまず、「Display brightness」アプリをインストールしたいAndroidで「Amazonアプリ完全版」アプリをインストールします。
ダウンロード Amazonアプリストア – Display brightness
上記ダウンロードリンクへアクセスすると「Amazonアプリ完全版」が必要とメッセージが表示されるので「このアプリを入手」から「ダウンロード開始」をタップします。
「Amazonアプリ完全版」アプリのapkファイルのダウンロードが開始されます。
「Amazonアプリ完全版」はGoogle Playを経由しないアプリインストールとなるため、「提供元不明アプリの許可」をAndroidで設定する必要があります。
詳細は関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

apkファイルをダウンロード後、インストールまで行います。
Androidアプリストアから「Display brightness」をインストールする
Amazonアプリ完全版をインストールできたらさっそく起動し、「Display brightness」を検索。apkファイルをダウンロード後、インストールまで行います。
明るさを調整する手順
無事インストールが完了しアプリを開くと、Android画面上部に青色のスライダ(ウィジェット)が表示されます。
これが明るさのパラメーターを示しており、左右にスワイプして動かすことで明るさを調整することができます。
この青色のスライダはステータスバー上に、どのアプリや設定画面でも常時表示されるため、いつでもすぐに明るさを変更できるのが「Display brightness」アプリ最大の魅力となっています。

左「LINE」や右「YouTube」アプリ画面上でも、常時スライダが表示される。
ウィジェットの位置やデザインをカスタマイズする手順
表示される青色のスライダ(ウィジェット)は、アプリの設定より位置やデザインを変えることもできます。
下記の項目について、カンタンに說明します。
- Select size – スライダの大きさを変える
- Select color – スライダの色を変える
- Adjust transparency – スライダの濃淡を変える
- Select background color – スライダの背景色を変える
- Adjust transparency(background) – スライダ背景色の濃淡を変える
- Select indicator color – 数字目盛りの色を変える
- Adjust transparency(indicator) – 数字目盛りの濃淡を変える
- Select alignment – スライダの位置を変える
- Select length – スライダの長さを変える
- Overlay statusbar – ステータスバー上に重ねて表示を許可
- Horizontal/Vertical offset – さらに自由に位置を調整する
- Bar type – スライダのデザインを変える
Select size – スライダの大きさを変える
「Select size」を調整すると、スライダの大きさ(厚さ)を変えることができます。

左がサイズ最大値で、右がサイズをより小さく(薄く)した場合。
Select color – スライダの色を変える
「Select color 」より、スライダの色を変えることができます。「Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)」の各度合いを調整して好みの色を作れます。

例えば色を紫にしてみる。
Adjust transparency – スライダの濃淡を変える
「Adjust transparency」を調整すると、スライダの濃淡を変えることができます。

左が最も濃い場合で、右がより薄くした場合。
Select background color – スライダの背景色を変える
「Select background color」より、スライダの背景色を変えることができます。「Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)」の各度合いを調整して好みの色を作れます。
スライダの背景色とは、目盛りを減らす(=暗くする)際に残る空の目盛り部分の色を指しています。デフォルトでは薄い灰色ですが、これを好きな色に変更可能です。

左がデフォルトの灰色背景だが、右は紅色を背景色としてみた。
Adjust transparency(background) – スライダ背景色の濃淡を変える
「Select background color」の真下にある「Adjust transparency」を調整すると、スライダ背景色の濃淡を変えることができます。

背景色をより薄くした場合。
Select indicator color – 数字目盛りの色を変える
スライダを調整して明るさを変更すると画面中央に現在の目盛り数値が表示されますが、「Select indicator color」ではこの数値の色を変更できます。「Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)」の各度合いを調整して好みの色を作れます。

例えば目盛りの数字を白色にした場合。
Adjust transparency(indicator) – 数字目盛りの濃淡を変える
「Select indicator color」の真下にある「Adjust transparency」を調整すると、数字目盛りの濃淡を変えることができます。
Select alignment – スライダの位置を変える
デフォルトでスライダは画面中央上に表示されますが、「Select alignment」でこの位置を変更できます。

例えば「Bottom left(左下)」にした場合。
Select length – スライダの長さを変える
「Select length」でハンドルを左右に動かすことで、スライダの長さを変更できます。

左端と右端まで動かすことで、よりスライダを長くできる。
Overlay statusbar – ステータスバー上に重ねて表示を許可
デフォルトでスライダはステータスバー上に重なって表示されますが、大きさや長さによってはステータスバー上にある別のアイコンを被ってしまうことも。
そこで「Overlay statusbar」のチェックを外すことで、スライダがステータスバーの外に表示されるようになります。

左はステータスバーに重なっているが、右はステータスバーから外れている。
Horizontal/Vertical offset – さらに自由に位置を調整する
先に紹介した「Select alignment」項目でスライダの位置は変更できますが、予め決まった配置のいずれかを選ぶことになります。
一方、「Horizontal offset(=横にずらす)」・「Vertical offset(=縦にずらす)」に任意の数字を入れると、さらに細かくスライダを表示する位置を調整できます。

このように画面中央上から若干右にずれた位置に配置もできる。
Bar type – スライダのデザインを変える
デフォルトでスライダの形状は横長のメーターとなっていますが、「Bar type」より「Volume bar」を選択することで、スライダのデザインを変更できます。

左がデフォルトのデザイン、右が「Volume bar」デザインにした場合。
明るさの限界値を調整する手順
青色のスライダ(ウィジェット)で調整する明るさは、アプリの設定より限界値を変更できます。
下記の項目について、カンタンに說明します。
- Set interval to change brightness – 調整できる限界値を設ける
- Allow negative brightness – 限界を超えて暗くする
Set interval to change brightness – 調整できる限界値を設ける
デフォルトの状態だとスライダを左端まで動かすことで明るさを最小限まで暗くできますが、「Set interval to change brightness」でハンドルを左右に動かすことで、調整できる最大値 / 最小値の限界を設けることができます。
例えば普段から「画面はどんなに暗くしても通常の50%くらい」であれば、ハンドルの左端を「50%」とすることで、スライダを左端まで動かしても明るさは「50%」までしか暗くならず、これ以上調整できなくなります。
Allow negative brightness – 限界を超えて暗くする
デフォルトではAndroid標準の明るさ機能の範囲で調整ができますが、「Allow negative brightness」にチェックを入れることで、限界を超えて暗くすることができます。
ちなみに「限界を超えて暗くする」だけを実現したければ「Screen Filter」という専用アプリがオススメです。
詳細は関連記事【Androidで画面の明るさを限界よりさらに暗くする方法! ディスプレイ輝度を調整しよう】で解説しています。

参考:Display brightnessのオススメ設定例
最下部にある各項目にチェックを入れることで、さらに細かいカスタマイズができます。
例えば「Turn off onscreen percent indicator」を有効にすると、スライダを動かした際に出る数値を非表示にできますし、「Auto hide indicator」を有効にすると、普段はスライダを非表示にし動かす際だけ表示させるようにできます。
以上の通りカスタマイズできる項目の多い「Display brightness」アプリですが、ボク個人が普段使っている設定は下記の通りです。
- Select size:最大値
- Adjust transparency:最大値
- Adjust transparency(background):最大値
- Adjust transparency(indicator):最大値
- Select alignment:Top left(左上)
- Select length:左側は最大値(長く)で右側は最小値(短く)
- Overlay statusbar:有効
- Horizontal/Vertical offset:設定なし
- Set interval to change brightness:設定なし
- Allow negative brightness:有効
- Auto hide indicator:有効
- Start after reboot system:有効
※各項目のcolor(色)設定やBar type(スライダのデザイン)は個人の好みなので省略してます。
本アプリをカスタマイズする上でポイントとなるのが、「どの画面からでも明るさを調整できるが故に、ミス操作でスライダに触れてしまい、意図せず明るさが変わってしまうリスクがある」という点です。
例えば初期設定のまま「Select alignment」を「Top center(中央上)」にすると、通知領域やクイック設定を開く際に意図せずスライダに触れてしまい、明るさが変わってしまう可能性大です。
そのため「普段の操作で自然と触れる機会の少ない画面上のスペースにスライダを配置できるか」が重要となります。

ボクは左上のステータスバーに重なる場所にスライダを配置している。
ボクは右手でスマートフォンを持って操作する頻度が高く、画面上のスペースで最も触れる機会の少ないのが「左上」だったため、「Top left(左上)」を設定しました。
補足:クイック設定のタイルを独自にカスタマイズする方法まとめ
クイック設定で追加できるタイル(機能)はあらかじめ決められており、標準機能の範囲で自由にカスタマイズするには限度があります。
そこでQuick Settingsというアプリがオススメで、標準では用意されていないタイルを追加できるようになります。

Chromeを開くショートカットタイルを設置した例。

他にもクイック設定のタイルをカスタマイズする豆知識は、関連記事【Androidのクイック設定パネルをカスタマイズする方法まとめ! 上からスワイプのタイルを編集しよう】で解説しています。

〆:どこからでも即座に明るさを変えよう!
以上、Display brightness - Android画面の明るさ調整ウィジェット! どこでも即座に輝度を変更できるアプリ の説明でした。
「Display brightness」アプリを使うことで、どんなアプリや設定画面を開いていても、即座に明るさを調整できるようになります。
ただ配置するスライダの位置によっては意図せず触れてしまい明るさが変わってしまうリスクもあるため、まずは様々な場所に配置してみて、自分にとって最適な位置を探ってみて下さい。
ぜひ、お試しあれ。
コメント
このアプリ、すごく便利でずっと使っていました。
が、今回Pixel7に機種変更したところamazonアプリが使えない=このアプリが使えない。
どなたか利用方法ご存知でしたら是非教えて欲しいです。