文鎮化したPixel/Nexus端末を復旧する方法! ブートループを繰り返すAndroidにファクトリーイメージを焼こう

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先日、Nexus 6Pをroot化する作業の中で「SuperSU」の読み込みに失敗し、端末がブートループ文鎮化という憂き目に遭いました。

【文鎮化とは?】 – スマートフォンが動作しなくなり、通常の手順では復旧が難しい状態のこと。黒い画面のまま動作・応答がないため、せいぜい”文鎮”の用途でしか使い道がない、という比喩からこのように呼ばれる。
ブートループとなった端末の説明

最初は起動アニメーションをループし、最終的にはGoogleロゴから表示が変わらなくなった。

が、この際はファクトリーイメージを読み込むことで復旧できました。

本記事では、その際の手順を記録として残しています。

同様の事象で困っていれば、ぜひご参考下さい。

 

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文鎮化したPixelでブートループから復旧する方法

本パートでは、具体的にブートループから復旧する手順を解説します。

Pixel/Nexusシリーズは、GoogleがファクトリーイメージFactory Image)を公開しているため、ブートローダー(Bootloader)さえ起動すれば復旧できる可能性があります。

【ファクトリーイメージとは?】– Googleデバイスで提供される、工場出荷状態のイメージファイルのこと。これを使えば、初期状態へリセットできる。

次の流れで説明します。

説明の流れ
  • 前提
    ファクトリーイメージを読み込む環境があること
  • 説明
    ファクトリーイメージを読み込む方法
  • 参考
    ファイルflash-all.batの実行に失敗する原因と解決策
Pixel 3a XLで、ファクトリーイメージを読み込むケースを例に説明します。なお作業の途中、端末が強制的に初期化されます。

前提:ファクトリーイメージを読み込む環境があること

今回は文鎮化したケースを想定しており、すでに次の環境が用意されていることを前提とします。

  • パソコンのadb環境がある
  • ブートローダーがアンロックされている

パソコンのadb環境がある

お使いのパソコンでadbコマンドを使用できる環境を用意して下さい。

Windows・Macそれぞれにおける手順は関連記事で解説しています。

Windowsでadbコマンドを使う方法! Android SDKを入れてパソコンのコマンドプロンプトから操作しよう
この記事では、Windows PCでadbコマンドを使う方法を解説します。
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またパソコンとAndroidを接続するケーブルも必要です。

AndroidのUSB端子の形状(micro USB / Type C)に合わせ用意しましょう。

ブートローダーがアンロックされている

ブートローダーBootloader)とは、Androidの起動直後にOSを読み込んで、最初に実行するプログラムのことです。

OSを差し替えてもブートローダーでガード可能なため、セキュリティ上、通常はロックがかかっています。

が、機種によっては、このロックを解除(=Bootloader Unlock)する方法が用意されており、ファクトリーイメージの読み込みが可能となります。

文鎮化となる前に、下記の操作を終えていることを前提としています。

まずAndroidでブートローダーを起動するため、次のadbコマンドを実行します。

adb reboot bootloader

Androidでブートローダーを起動する手順1

続いて次のfastbootコマンドで、ブートローダーを解除します。

ブートローダーを解除するとAndroidは強制的に初期化されます。
fastboot flashing unlock

fastbootコマンドでブートローダーを解除する手順1

うまくコマンドが通ると、Bootloader Unlockに関する画面が表示されます。

音量上げ・下げ キーでメニューを「Unlock the bootloader」に切り替え、電源 キーで決定します。

fastbootコマンドでブートローダーを解除する手順2

「Unlock the bootloader」メニューが出るまで、音量キーを押下する。

これでブートローダーをアンロックできます。

ファクトリーイメージを読み込む方法

Googleのデベロッパー向けサイトからファクトリーイメージをダウンロードします。

端末ごと歴代のAndroid OSバージョンが公開されているため、元に戻したいバージョンを見つけて下さい。

Pixelのファクトリーイメージをダウンロードする手順1

Pixel 3a XLのAndroid OS 9のイメージをダウンロードする例。

ダウンロードしたファイルを展開しましょう。

Pixelのファクトリーイメージをダウンロードする手順2

次にAndroidでブートローダーを起動します。

パソコンとUSB接続の上、次のadbコマンドを実行します。

adb reboot bootloader

Androidでブートローダーを起動する手順1

または端末の電源をオフにして、画面が変わるまで 電源 キーと 音量下げ キーを同時に長押しでもOK。

Androidでブートローダーを起動する手順2

Pixel 3a XLの例。

端末が再起動され、通常とは異なるfastbootモードの画面が表示されます。

Androidでブートローダーを起動する手順3

以降の流れはWindowsとMacで異なるため、それぞれ解説します。

もし両方のパソコンをお持ちの場合、Windowsの方が操作がカンタンかつ速いためオススメです。

Windowsの手順

Macの手順は、コチラをタップしてジャンプ。

ブートローダーを起動したAndroidとパソコンを接続します。

その後、展開したフォルダに含まれるファイル「flash-all.bat」をダブルクリックで起動します。

WindowsでPixelを文鎮化から戻す手順1

展開したフォルダは「C:\」直下など、「Android SDKプラットフォームツール」を保存したディレクトリのパスに合わせて下さい。

コマンドプロンプトのアイコンコマンドプロンプトが自動起動し、ファクトリーイメージの読み込みが進みます。

しばらく時間がかかるため、待ちましょう。

ボクの環境では、Windowsで実行した場合、完了まで2-3分ほどかかりました。

最後に次のメッセージが表示されれば完了です。

Finished. Total time: ●●s

WindowsでPixelを文鎮化から戻す手順2

Macの手順

Windowsの手順は、コチラをタップしてジャンプ。

ブートローダーを起動したAndroidとパソコンを接続します。

その後にcdコマンドを使って、カレントディレクトリをダウンロードしたファクトリーイメージのフォルダへ変更します。

まず下記コマンドを入力し、後ろに半角スペースを空けます。

cd

MacでPixelを文鎮化から戻す手順1

続けてダウンロードしたファクトリーイメージのフォルダをドラッグ&ドロップし、 enter で実行します。

MacでPixelを文鎮化から戻す手順2

これでカレントディレクトリが変更されます。

試しに下記コマンドを実行して下さい。

ls
ファクトリーイメージのフォルダに含まれるファイルが表示されるはずです。

MacでPixelを文鎮化から戻す手順3

最後に下記コマンドで「flash-all.sh」ファイルを実行します。

sh flash-all.sh

MacでPixelを文鎮化から戻す手順4

ファクトリーイメージの読み込みが進みます。

しばらく時間がかかるため、待ちましょう。

ボクの環境では、Macで実行した場合、完了まで3分ほどかかりました。

最後に次のメッセージが表示されれば完了です。

finished. total time: ●●s

MacでPixelを文鎮化から戻す手順5

以降の流れは、Windows・Macで共通です。

ファクトリーイメージの読み込みに成功すると、Android側で自動的に再起動・初期化が進みます。

端末が初期化されてブートループから脱した説明

最初の初期設定画面が表示される。

ホーム画面まで進めれば、文鎮化から脱することができます!

参考:ファイルflash-all.batの実行に失敗する原因と解決策

ファイル「flash-all.bat」を実行してもうまくいかない場合、よくあるミスとその対処法を解説します。

エラーメッセージ原因
waiting for any deviceAndroidのブートローダーが起動していない
パスはサポートされませんファクトリーイメージの保存場所に問題あり
Checking product FAILEDファクトリーイメージが端末に対応していない
Windowsの手順を例に紹介します。

エラー例①:waiting for any device

コマンドプロンプトのアイコンコマンドプロンプトで次のメッセージが表示された場合、

< waiting for any device >

コマンドプロンプトのエラー「waiting for any device」

Androidのブートローダーが起動されているか確認して下さい。

エラー例②:パスはサポートされません

コマンドプロンプトのアイコンコマンドプロンプトで次のメッセージが表示された場合、

パスはサポートされません

コマンドプロンプトのエラー「パスはサポートされません」

ダウンロードしたファクトリーイメージが保存されるパスを確認して下さい。

例えば、adbコマンドのパスを通した「Android SDKプラットフォームツール」を保存したディレクトリが「C:\」直下の場合、ファクトリーイメージも「C:\」直下に保存する必要があります。

もし「Desktop」や「Documents」に保存されたままファイル「flash-all.bat」を実行すると、このようなエラーが表示されます。

エラー例③:Checking product FAILED

コマンドプロンプトで次のメッセージが表示された場合、

Checking product FAILED

コマンドプロンプトのエラー「Checking product FAILED」

ダウンロードしたファクトリーイメージが端末に対応していない可能性があります。

例えばPixelのファクトリーイメージ「sailfish」をNexus 6Pに読み込もうとしても、正しいファクトリーイメージは「angler」となるため、このようなエラーが表示されます。

改めてGoogleのデベロッパー向けサイトから、対応するファクトリーイメージをダウンロードして下さい。

 

〆:Pixel/Nexusが固まったらファクトリーイメージを読み込んでみよう!

以上、文鎮化したPixel/Nexus端末を復旧する方法! ブートループを繰り返すAndroidにファクトリーイメージを焼こう の説明でした。

root化やOSダウングレードの作業中、端末の画面が暗転して動かなくなるケースは珍しくありません。

そのようなシーンで、ファクトリーイメージの読み込みは有効なので、ぜひお試し下さい。

なお強制的に初期化となるため、日頃からデータのバックアップは忘れずに。

参考 Android Developers – すべてのAndroidリリース

参考 Pixel Phoneヘルプ – 再起動またはクラッシュするPixelスマートフォンを修正する

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コメント

  1. umino より:

    初めまして。コメント失礼いたします。
    Nexus7にファクトリーイメージを焼こうとしていて、何らかのエラーメッセージが出て上手くいかず、googleの鍵の画面でフリーズしてしまいました。
    そこで、電源+音量ー長押しでPowerOffしたところ、今度は全く電源が入らなくなってしまいました。
    このような場合に、復旧する方法はありますでしょうか?

  2. 定年まであと1年の万年青年です より:

    nexus7のカスタムROMの焼きこみに失敗し文鎮化しました(*_*;
    このページにたどり着き、なんとか6.0.1に戻りました。
    ありがとうございます。原因を調べて今一度、TWRPの書き込みに挑戦します!
    戻せるなら何度でも挑戦できます。。ありがとうございます!!

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