この記事では、Galaxy端末でブートローダーをアンロックする方法を説明します。
基本的な手順から注意点まで解説しているので、ぜひどうぞ。
GalaxyでBootloader Unlockするやり方
本パートでは、具体的にブートローダーを解除する手順を解説します。
最初にブートローダーの基本情報も説明しているので、合わせてどうぞ。
前提:ブートローダーを解除するとは? -メリット/デメリット-
ブートローダー(Bootloader)とは、Androidの起動直後にOSを読み込んで、最初に実行するプログラムのことです。
OSを差し替えてもブートローダーでガード可能なため、セキュリティ上、通常はロックがかかっています。
が、機種によっては、このロックを解除(=Bootloader Unlock)する方法が用意されており、ほんらいは許可されないカスタマイズが可能となります。
▼Bootloader Unlockの特徴
メリット | デメリット |
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日本国内のキャリアから販売される機種は、そもそもブートローダーのアンロックができないケースが多いですが、Galaxyシリーズは対応している場合が多いです。
本記事では、Galaxy A20を例にブートローダーをアンロックする手順を紹介します。
ブートローダーをアンロックする方法
事前に次の点を確認します。
- パソコンとUSBケーブルが必要なので準備しておく
- Galaxyが初期化されるのでバックアップしておく
次にUSBデバッグ・OEMロック解除をオンにします。
開発者向けオプションが有効になっていない場合、設定アプリの 端末情報 → ソフトウェア情報 で「ビルド番号」を連続タップしてください。
開発者向けオプションを開き、OEMロック解除 と USBデバッグ をオンにします。
Galaxy本体の電源をオフにします。
Galaxy本体の音量アップ・ダウンキーを両方押しながら、パソコンにUSB接続すると画面が切り替わります。
「Warning」画面の表示メッセージにしたがい、音量アップキー長押しで「Device unlock mode」に入ります。
次に「Unlock bootloader?」画面の表示メッセージにしたがい、音量アップキーを押して実行します。
Galaxyが再起動を繰り返すので、しばらく待ちます。
また今後は再起動する度、ブートローダーが解除されていることを示すメッセージが出るようになります。
工場出荷状態の画面となれば、ブートローダーのアンロックは完了です。
この状態で開発者向けオプションを開くと、OEMロック解除 で以下メッセージが出て、変更不可となります。
ブートローダーは既にロックが解除されています。
OEMロック解除 をオフに戻したい場合、ブートローダーを再度ロックする必要があります(詳しくは次パートで解説)。
以上、説明でした。
画面を見ると、高度な知識が必要そうな印象を受けますが、ブートローダーのアンロックだけなら決して難しくありません。
ブートローダーを再度ロックする方法
手順はアンロック時と同じ流れです。
まずGalaxy本体の電源をオフにしてから、音量アップ・ダウンキーを両方押しながら、パソコンにUSB接続します。
「Warning」画面の表示メッセージにしたがい、音量アップキー長押しで「Device unlock mode」に入ります。
次に「Lock bootloader?」画面の表示メッセージにしたがい、音量アップキーを押して実行します。
Galaxyが再起動を繰り返すので、しばらく待ちます。
工場出荷状態の画面となれば、ブートローダーの再ロックは完了です。
また開発者向けオプションを開くと、OEMロック解除 をオフに戻せるようになっています。
以上、説明でした。
ブートローダーのアンロックは、セキュリティ上のリスクが高まります。
特にOEMロックが解除されたままだと、端末保護機能(Device Protection)が無効化されます。
当初の目的(例:OSダウングレード)が達成された後、可能であれば元の状態へ戻したほうがよいでしょう。
〆:ブートローダーを解除してGalaxyを改造しよう
以上、Galaxyでブートローダーをアンロックする方法! AndroidでOEMロック解除してBootloader Unlockしよう の説明でした。
Androidでマニアックな改造を施す場合、ブートローダーのアンロックが前提となるケースが多いです。
ただし相応のリスクもあるため、くれぐれも自己責任でお楽しみください。
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