TweakBoxをインストールする方法! iPhoneでApp Storeにないアプリをダウンロードしよう

Androidと異なり、iPhoneではApp Storeにない非公式アプリをインストールできません。

が、TweakBoxというストアアプリを使えば、この制約を突破して独自アプリを動かせるようになります。

このアプリには下記2点の特徴があり、操作も決して難しくありません。

そこで本記事では、TweakBoxの使い方を説明します。

アプリのインストールに失敗する、よくある原因と解決策についても触れているので、ぜひどうぞ。

 

iPhoneでTweakBoxをインストールする方法

TweakBoxを使ってアプリをインストールする流れは次の通りです。すべてiPhone単体の操作で完結できます（パソコン不要）。

いくつか注意ポイントもあるため、それぞれ順番に解説します。

TweakBoxのアプリストアを開く手順

TweakBoxのアプリストアは、2パターンの方法で開くことができます。

TweakBox専用の構成プロファイルをインストールする方法

「TweakBox」公式サイトへアクセスし、 Install Now をタップすると次のメッセージが表示されるので、許可 します。

このWebサイトは"設定"を開いて構成プロファイルを表示しようとしています。
許可しますか？

プロファイルのインストールを選択し、iPhoneのパスコードを入力します。

再度インストールを実行し、完了 をタップすればOK。

ホーム画面にTweakBoxアイコンが表示されるので、タップして正常に開ければ完了です。

Web版TweakBoxへアクセスして使う方法

Web版TweakBoxへアクセスすれば、アプリ版とほぼ同じ画面で使えます。

TweakBoxからアプリをダウンロードしてデベロッパを信頼する手順

TweakBoxのトップ画面から APPS タブを開き、入手したいアプリのカテゴリを選びます。

各カテゴリのカンタンな説明です。

カテゴリ内で目的のアプリを見つけます。アプリ名が分かっていれば、検索ボックスを使うと速いです。

アプリの個別ページで Install ボタンをタップし、ダイアログで インストール を選択します。

するとホーム画面にインストールしたアプリのアイコンが表示されます。

ただこの段階ではまだアプリを起動できません。アイコンをタップすると次のメッセージが表示されるため、追加作業が必要です。

信頼されていないエンタープライズデベロッパ
"●●"はこのiPhoneでは信頼されていません。
このデベロッパが信頼されるまで、そのエンタープライズAppは使用できません。

設定を開き、一般 → プロファイルとデバイス管理 と進み、

エンタープライズAppに表示される企業証明書を選択し、次のページで再度タップします。

次のメッセージが表示されるので、信頼 を選択すればOK。

"●●"のAppをこのiPhoneで信頼
信頼すると、このエンタープライズデベロッパのすべてのAppにこのiPhoneでの実行と、必要に応じてユーザデータへのアクセスが許可されます。

ホーム画面に戻り、インストールしたアプリを起動できれば成功です。

 

補足：

TweakBoxで表示される広告に注意

TweaBoxの大きな欠点として、怪しいダイアログや邪魔な広告が多い特徴があります。

例えば「We value your privacy」というダイアログでは、行動ターゲティング広告に関する許可が求められます。

大きな害はないため、I ACCEPT と選択すれば非表示となります。

また定期的に邪魔な広告が表示されます。

消去アイコンをタップすれば消せますが、広告をタップすると別のページへ飛ばされ、アプリのインストールなど促されるため注意して下さい。

TweakBoxやアプリをアンインストールする方法

インストールしたTweakBoxの構成プロファイルやエンタープライズAppは、カンタンに削除できます。

設定を開き、一般 → プロファイルとデバイス管理 と進み、

アンインストールしたいTweakBoxの構成プロファイルやエンタープライズAppを選択して、プロファイルを削除 または Appを削除 をタップ。

パスコード入力後、再度 削除 または Appを削除 を実行すれば、構成プロファイル / エンタープライズAppが消えます。

同時にホーム画面上からアイコンも削除されます。

 

TweakBoxからアプリipaをサイドロードする方法

記事冒頭で紹介した通り、TweakBoxは次の2点が特徴です。

が、もしパソコンまたは脱獄環境があれば、次のいずれかの方法で、TweakBoxからipaファイルをダウンロードして、アプリを導入することも可能です。

それぞれ順番に解説します。

Cydia ImpactorでTweakBoxからアプリをサイドロードする手順

まずパソコンのソフトCydia Impactorを使える環境を用意して下さい。

次にパソコンから「TweakBox」公式サイトへアクセスし、SideloadBox をクリック。

するとTweakBoxに掲載されるアプリipaファイルを直接ダウンロードできるページが表示されます。

目的のアプリで View ボタンよりアプリ個別ページを開き、ダウンロードアイコンよりipaファイルを入手します。

後はCydia ImpactorからiPhoneへインストールすればOK。

ホーム画面にPPSSPPのアイコンが表示されます。

ただTweakBox経由でインストールした場合と同様、この段階ではまだアプリを起動できず、アイコンをタップすると次のメッセージが表示されるため、追加作業が必要です。

信頼されていないデベロッパ
このiPhoneでデベロッパ"●●"のAppを使用することは現在のデバイス管理設定では許可されていません。
これらのAppの使用は、"設定"で許可することができます。

設定から、一般 → プロファイルとデバイス管理 と進み、デベロッパAppに表示される自身のApple IDを選択し、次のページで 信頼 を実行すればOK。

ホーム画面に戻り、インストールしたアプリを起動できれば成功です。

AppsyncでTweakBoxからアプリをサイドロードする手順

まずiPhoneの脱獄環境を用意して下さい。

次にSileoで下記レポジトリを追加し、

https://cydia.akemi.ai/

脱獄アプリAppsyncを検索、インストールします。

下準備は以上。

後はiPhoneから「TweakBox」公式サイトへアクセスし、 SideloadBox をクリックしてアプリipaファイルを直接ダウンロードできるページを表示。

目的のアプリで View ボタンよりアプリ個別ページを開き、ダウンロードアイコンをタップ。

「脱獄環境とAppsyncを用意して下さい〜」という内容のダイアログが表示されるので、 OK を選択します。

次のメッセージで インストール をタップし、ホーム画面に追加されたアプリを起動できれば成功です。

"sideload.tweakboxapp.com"により"●●"がインストールされます

 

TweakBoxからアプリをダウンロードできない原因と解決策

TweakBoxからアプリを導入できない主な原因は2点あります。

TweakBoxではアプリの上書きインストールはできません。1に心当たりがあればチェックして下さい。

ただ大半の原因は、2の証明書期限切れが該当します。詳細について後述します。

Tweakboxでアプリを起動させる仕組み

そもそもiPhoneでは、App Storeからインストールしたアプリでないと動かせません。

ただ企業や学校で独自開発したアプリ（＝エンタープライズApp）など、ある特定の組織内でのみ使用する用途のため、「企業向け証明書」が用意されています。

Appleで認められた企業向け証明書で署名されていれば、App Storeにないアプリでも起動できる仕組みとなっています。

TweakBoxのような非公式ストアはこの仕組みを利用して、アプリを企業向け証明書で署名させることで、起動できるようになっています。

参考 Appleサポート – iOSでカスタムのエンタープライズ Appをインストールする

TweakBoxのアプリをインストールできない理由

App Storeにないアプリは信頼を維持し続けるため、署名される企業向け証明書が定期的に再検証されます。

その際、署名が期限切れとなり再検証に失敗すると、アプリを起動できなくなります。

そのため、次のような症状で困っている場合、企業向け証明書の期限切れが原因である可能性が高いです。

2つの症状についてカンタンに解説します。

TweakBoxからアプリを新規ダウンロードできない

次のメッセージが表示され、TweakBoxから新しいアプリをダウンロードできないケースです。

Appをダウンロードできません
"●●"は現在ダウンロードできません

TweakBoxでインストール済みのアプリが起動できない

次のメッセージが表示され、TweakBoxからインストール済みアプリがある日突然、起動できなくなるケースです。

Appを検証できません
デベロッパ"●●"の信用を確認するにはインターネット接続が必要です。
確認が終わるまではこのAppは使用できません

設定から 一般 → プロファイルとデバイス管理 と進み、エンタープライズAppに表示される企業証明書で再度 Appを検証 を実行しても失敗します。

TweakBoxのアプリをインストールできない問題の解決策

この問題の解決策として、次の4点があります。

1〜3はすべてiPhone上の操作で完結できますが、どれも署名切れの影響を受ける方法です。

新しい署名へ更新されるのを待つ

もしTweakBoxで署名が更新されていれば、アプリを再インストールすることで使えるようになります。

操作の流れは次の通りです。

注意ポイントは1の部分で、TweakBoxではアプリの上書きインストールはできないため、いったん署名が切れたアプリの削除が必要です。

ただアプリを削除するとデータも一緒に消えるため、再インストールされたアプリは初期状態からとなります。

データを引き継ぎたい場合、削除前にデータをバックアップして、再インストール後に復元しましょう。

Cydia Impactorからサイドロードして使う

4は、目的アプリのipaファイルを入手して、パソコンのソフトCydia ImpactorからiPhoneへインストールさせる方法です。自身のApple IDで自己署名してアプリを動かすため、署名切れの影響を受けません。

ReProvisionで定期的に再署名する方法がオススメ

Apple IDで自己署名する場合も、定期的に更新する必要があるため、その度にパソコンとiPhoneを繋いでCydia Impactorで作業するのは面倒です。

もし脱獄環境にあるならオススメしたいのがReProvisionという脱獄アプリで、自己署名を自動更新してくれます。パソコンを使う必要もありません。

ヘルパーアプリケーションと通信できない原因と解決策

TweakBoxの構成プロファイルをインストールする際、次のメッセージが表示され先に進めないケースがあります。

これは一時的なエラーが原因である場合が多いので、しばらくしてから再度インストールして下さい。

 

参考：AndroidでTweakBoxをインストールする方法

参考として、Android向けTweakBoxに関する情報を紹介します。

Android版TweakBoxは存在しない

TweakBoxはiOS向けアプリとなり、Android版は存在しません。

が、AndroidはそもそもGoogle Playにないアプリであっても、apkファイルから自由にインストール可能であるため、ニーズが低いのでしょう。

代替アプリ「AC Market」について

TweakBoxの公式サイトでは類似アプリとして、AC Marketというアプリをオススメしています。

ただ表記が英語で使いづらい上、このアプリストアでしか入手できないアプリも見当たらないため、オススメできません。

ネット上に存在するTweakBoxのapkファイルについて

ネット上にはAndroid向けTweakBoxのapkファイルも存在しますが、偽物も多いためインストールは推奨されません。

 

〆：TweakBoxでApp Storeにないアプリも楽しもう!

以上、TweakBoxをインストールする方法! iPhoneでApp Storeにないアプリをダウンロードしよう の説明でした。

「iPhoneをもっとカスタマイズしたいけど、脱獄は抵抗がある。。。」という方にTweakBoxはオススメです。

ぜひ、お試し下さい。