本記事では、Androidのステータスバー(通知バー)をカスタマイズする方法を紹介します。
見た目を劇的に変化させるアプリや、機能を自由に拡張できるユーティリティーまで幅広く記載しているので、ぜひご覧あれ。
ステータスバーをカスタマイズする方法まとめ
前提:ステータスバーと通知バーとは? – 代表的なアイコン一覧
Androidのステータスバー(通知バー)とは、画面最上部に表示されるバーの部分を指し、主に2つの情報が表示されます。
表示される情報 | 表示される場所 | アイコン例と意味 |
---|---|---|
アプリの通知 | バーの左側 | ![]() 不在着信あり |
デバイスの状態 | バーの右側 | ![]() 接続中のWi-Fi強度 |

ホーム画面はもちろん(左)、任意アプリ画面上も常に表示される(右)。
ステータスバー左側に表示される、アプリの通知アイコンの代表例です。
アイコン | 意味 |
---|---|
![]() | 不在着信あり |
![]() | 留守番電話メッセージあり |
![]() | ショートメッセージの未読あり |
![]() | Gmailの未読あり |
![]() | LINEの未読あり |
![]() | ダウンロード中 |
![]() | ダウンロード完了 |
![]() | Playストアのアップデートあり |
![]() | ストップウォッチ計測中 |
![]() | タイマー計測中 |
![]() | スクリーンショット撮影完了 |
![]() | SDカード挿入中 |
![]() | 何らかのエラー発生 |
![]() | (数が多いため)表示しきれない通知あり |
なおアプリによってアイコンも異なるため、ここに掲載のない通知アイコンも無数に存在します。
アイコンの意味を調べたい場合、ステータスバーから下へスワイプして通知ドロワーを出せば、詳細な情報を表示できます。
ステータスバー右側に表示される、デバイスの状態アイコンの代表例です。
アイコン | 意味 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 接続中のWi-Fi強度 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 接続中のモバイルデータ強度 |
![]() ![]() ![]() ![]() | 接続中のモバイルデータ種別 ※上から ・4G接続中 ・LTE接続中 ・3Gハイスピード接続中 ・3G接続中 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | バッテリー残量 |
![]() | Bluetooth接続中 |
![]() | NFC有効中 |
![]() | 機内モード中 |
![]() | テザリング中 |
![]() | マナーモード中 |
![]() | アラーム設定中 |
![]() | イヤホン接続中 |
![]() | 自動回転が無効(縦固定) |
![]() | 位置情報取得中 |
![]() | スクリーンレコード中 |
なお機種やOSバージョンによって、アイコンのデザインに差分があります。
アイコンの意味を調べたい場合、ステータスバーから下へスワイプしてクイック設定パネルを出せば、詳細な情報を表示できます。
本記事では、このステータスバー(通知バー)に表示されるアイコンを変更したり、デザインをカスタマイズする方法を解説します。
ステータスバーのアイコンを消す
ステータスバー右側に表示されるデバイスの状態アイコンは、2パターンの方法で消せます。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
①: システムUI調整ツールで消す |
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②: 設定の標準機能で消す |
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パターン①:システムUI調整ツールで消す
システムUI調整ツールを使えば、ステータスバー右側に表示されるアイコンを非表示にできます。

通常時と比べて(左)、システムUI調整ツールを使えばステータスバーのアイコンを消せる。
システムUI調整ツールはOS内部に埋め込まれた機能であるため、どの機種も標準設定として搭載されます。
が、あくまで”試験運用機能”という位置付けのため、通常は見えないように隠されています。
システムUI調整ツールを使用する手順は数パターンあり、最近の機種であればSystem UI Tunerというアプリでショートカットアイコンを設定できます。

初期設定不要で、アイコンをタップすればそのままシステムUI調整ツールが表示される。
そのほか、システムUI調整ツールを使用する手順や機能詳細について、関連記事【AndroidにシステムUI調整ツールを追加/削除する方法! SystemUI Tunerでスマホの設定をカスタマイズしよう】で解説しています。

パターン②:設定の標準機能で消す
機種によっては標準機能として、ステータスバー右側に表示されるアイコンを非表示にできます。
例えばXperia XZ(Android 8)の場合、設定より 画面設定 → システムアイコン と進めばOK。
Wi-Fiや
電池残量など、一部アイコンのオン/オフ切り替えを選択できます。
もしお使いの機種で該当メニューが見つからない場合、設定の
検索機能より「ステータスバー」などで調べてみるとよいでしょう。
ただボクの所有する検証機で調べたところ、6機種中1機種のみ(Xperia XZ)対応していたため、該当する機種は少なそうです。
通知バーのアイコンを消す
ステータスバー左側に表示されるアプリの通知アイコンは、3パターンの方法で消せます。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
①: 通知が出るたび手動で消す |
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②: マナーモードをオンにする |
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③: 個別アプリごと通知設定を変える |
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パターン①:通知が出るたび手動で消す
例えばステータスバーに表示される不在着信ありアイコンを消したい場合、下記いずれかの手順で実現できます。
- そのアプリを開いて通知内容を確認する
- 通知ドロワーから削除する
▼そのアプリを開いて通知内容を確認する

不在着信ありの例。電話アプリを開けば、ステータスバーから通知アイコンが消える。
▼通知ドロワーから削除する

不在着信ありの例。通知ドロワーを開き(左)、左右スワイプすれば(右)、ステータスバーから通知アイコンが消える。
なお数が多い場合、通知ドロワーで すべて消去 すれば、まとめて消せます。
以上、説明です。
通知が出るたび手動で操作が必要ですが、重要な通知見落としを避けたい方にオススメです。
一度消した過去の通知履歴を確認する方法は、関連記事【Androidの通知ログを再表示する方法! 一度消したアプリの通知履歴を確認しよう】で解説しています。

パターン②:マナーモードをオンにする
クイック設定パネルのサイレントモードを有効にすれば、ステータスバーの全通知アイコンが一時的に非表示となります。
サイレントモードをオフにすれば、通知アイコンも元通りに戻ります。
もしサイレントモードをオンにしてもステータスバーの通知が消えない場合、設定を確認して下さい。
クイック設定パネルのアイコンを長押しで サイレントモード の設定から 詳細設定 を開き、
通知の表示オプション で 通知の非表示 が選択されていることを確認して下さい。
また指定したアプリのみ、サイレントモード中もステータスバーにアイコン表示可能です。
サイレントモード の設定から”割り込み可能なもの”として アプリ を開き、対象アプリを追加すればOK。
以上、説明です。
サイレントモードをタップするだけの簡単な操作なので、一時的にステータスバーの通知アイコンがすっきりしたいシーンでオススメです。
パターン③:個別アプリごと通知設定を変える
今後も一切、ステータスバーのアイコンを非表示にしたいアプリなら、個別に通知をオフにすればOKです。
例えばスクリーンショット撮影完了アイコンの場合、まず通知ドロワーで長押しタップ、
システムUIアプリで、通知をOFFにする → スクリーンショット をオフにすれば完了です。
これで以降、スクリーンショット撮影完了アイコンはステータスバーに出なくなります。
もし毎回消している通知があれば、設定しておくと便利です。
元に戻したい場合、システムUIアプリの通知設定を開き、 スクリーンショット をオンにすればOKです。詳細は関連記事【Androidでスクリーンショット通知を自動消去する方法! キャプチャ撮影のアイコンを非表示にしよう】で解説しています。

ステータスバーに電池残量の割合を表示する
Androidでは、様々な方法で現在のバッテリー残量の数値%を表示できます。
例えば最近の機種なら、標準の設定メニューより操作できますし、
サードパーティ製アプリを使えば、バッテリーバーや、

(左)Battery Bar (右)Power Bar
バッテリーメーターという形式でも表示可能です。

バッテリーメーターというアプリの例。
より詳細な情報は、関連記事【Androidでバッテリー残量を表示する方法! ステータスバーの電池アイコンにパーセントを出そう】で解説しています。

画面上のステータスバーを非表示にする
Androidはどのアプリ画面も原則、上下両端に2つのバーが常に表示されます。
名称 | 役割 |
---|---|
ステータスバー(通知バー) | アプリの通知やデバイスの状態を表示 |
ナビゲーションバー | 基本3ボタン(ホーム/戻る/タスク)のソフトキーを表示 |
ただ一部アプリでは、ステータスバーとナビゲーションバーが隠れた、全画面表示に切り替わるケースがあります。

ギャラリーアプリの例。写真を開くと自動で全画面表示になる。
残念ながら、Android標準の機能として、ユーザー側で全画面表示のオン/オフを切り替える仕様とはなっていません。
が、サードパーティ製アプリ(例:Fullscreen Immersive)を使えば、自由に全画面表示のコントロールが可能となります。

Chromeアプリの例。通常画面から(左)、フルスクリーンへ切り替えた(右)。
さらにパソコンのadbコマンド操作を組み合わせれば、ナビゲーションバーは残しつつ、ステータスバー(通知バー)だけを隠すことも。

ナビゲーションバーは残しつつ通知バーが消える
Androidの全画面表示は奥が深く、説明が長くなるため、詳細は関連記事【Androidを全画面表示する方法! ステータスバー/ナビゲーションバー/ホームボタンを隠してフルスクリーンモードへ】で解説しています。

iPhone Xの全画面ディスプレイを再現する
最新のiPhone Xでは、全画面ディスプレイを採用した一方で、ステータスバー中央に3Dセンサーやフロントカメラを搭載するエリア(切り欠き)がせり出すため、画面の最上部には独特の「空白(=ノッチ)」が存在するようになります。
この独特の画面は、「Smartphone upgrader 2017」というアプリを使うことで、Androidでも再現することができます。
詳細は関連記事【AndroidをiPhone X風デザインにする方法! ノッチ表示で全画面ディスプレイを体感してみよう】で解説しています。

ステータスバーの焼き付き問題を解決する
同機種を長期間使っていると、ディスプレイの「焼き付き」現象により、画面を次に切り替えても薄っすら残像が残り続ける問題が出てきます。
特にステータスバーは画面上で常時表示されているケースが多く、焼き付きによりそれ以外の部分との境が目立つようになりがちです。

上記3領域の焼き付きが目立つケースが多い。
そこで「焼き付き」現象の解決方法として、白一色の画像をディスプレイ全体に表示し続けるアプリ「液晶焼き付きクリーナー」を使うことで、ある程度軽減できる場合があります。
このアプリにより、画面全体を完全に白一色へ切り替えることができます。
詳細は関連記事【Androidで画面の焼き付きを直す方法! スマホの液晶や有機ELの画面焼けを改善しよう】で解説しています。

補足:その他Androidの表示をカスタマイズする方法まとめ
Androidでは、ステータスバーに関連する機能として、次の3つがあります。
名称 | 名称 |
---|---|
通知ドロワー | より詳細なアプリの通知内容を表示 |
クイック設定パネル | より詳細なデバイスの状態を表示 |
ナビゲーションバー | 基本3ボタン(ホーム/戻る/タスク)のソフトキーを表示 |

(左)通知ドロワー (右)クイック設定パネル

(左)3ボタンナビゲーション (右)2ボタンナビゲーション
これらについても、それぞれ見た目や機能をカスタマイズすることが可能です。
方法①:通知ドロワーをカスタマイズする
アプリの通知が多いと、通知ドロワーに並ぶ情報が見づらくなり、ときには通知を見逃すケースも発生します。
本ブログでは、この悩みを解決するアプリをいろいろ紹介しています。
例えば「Notification Hub」というアプリを使えば、届いた通知を1行にまとめて表示できます。

LINEとハングアウトの通知がアイコンでまとまって表示される。

このような情報をまとめて、関連記事【Androidで通知の見逃しを防止する豆知識まとめ! 賢く設定をして重要な連絡を確認しよう】で解説しています。

方法②:クイック設定パネルをカスタマイズする
Androidではステータスバーから下へスワイプすると「クイック設定」というパネルが表示され、各種機能(例:Wi-Fi / Bluetooth)をすぐ切り替えることができます。
このパネルに表示する項目は自由にカスタマイズができ、さらに別途アプリを導入することで標準機能にない独自パネルを追加することも可能です。

「Notedown」アプリでクイック設定にメモ機能を追加した例。
クイック設定の機能性や見た目を劇的にカスタマイズする方法について、詳細は関連記事【Androidでクイック設定のタイルをカスタマイズする方法まとめ! 好きな機能や外観を追加しよう】で解説しています。

方法③:ナビゲーションバーをカスタマイズする
Androidではステータスバーと同様に常時表示される領域として「ナビゲーションバー」があり、基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)が表示されます。
実はナビゲーションバーもその機能性や見た目を大幅にカスタマイズする方法があり、例えば「Custom Navigation Bar」というアプリで4つ目 / 5つ目のボタンを追加できます。

例:左端は「Notifications」を、右端は「設定」を起動するアイコンを配置したケース。

このような情報をまとめて、関連記事【Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう】で解説しています。

〆:ステータスバーを自由にカスタマイズしよう!
以上、Androidでステータスバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう の説明でした。
Androidのステータスバーは常時画面上に表示される場面が多いため、今回紹介したアプリで見た目や機能面を自分好みにカスタマイズすることで、より使い勝手が向上してオススメです。
ぜひ、お試しあれ。
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