Androidの「クイック設定」を使えば、各種機能の切り替え(例:Wi-Fi / 画面の明るさ)をすぐ調整できて便利です。

ただデフォルトで追加できる機能は限定されており、自由にカスタマイズできません。
そこで本記事では、Androidのクイック設定パネルにオリジナル機能を追加できるアプリQuick Settingsを紹介します。
通常はクイック設定に追加できないタイルまで解禁されるので、自分仕様にカスタマイズできて面白いですよ。
Quick Settings – 使い方
インストール完了後に起動すると、アプリトップ画面が開きます。
使い方は非常にシンプルで、
- 追加したいタイル(機能)を探す
- クイック設定の編集画面で追加する
の2ステップが基本操作となります。
まずアプリトップ画面の左上メニューを開き、追加したいタイル(機能)を探します。
「List all」では全てのタイル(機能)一覧が、「Latest additions」では最新のタイル(機能)一覧が表示され、その下の「Categories」項目ではタイルの分類ごとに探すことができます。
追加したいタイル(機能)を見つけたらタップし、「Enable toggle」を選択すればOK。

例えば「Screenshot(画面キャプチャ)」機能を追加してみる。
クイック設定のタイル候補一覧に追加されたメッセージが表示されます。
さっそくクイック設定の編集画面を開きましょう。「ペン」アイコンより追加できるタイル(機能)候補一覧が表示されますが、この中に先ほど追加したタイルを確認できればOKです。

例:先ほど追加した「Screenshot」タイルを確認できる。
後は通常の手順でタイルをドラッグすれば、クイック設定として追加が完了です。
最後に動作を確認します。

例:「Screenshot」タイルは正常に動作した。
追加したタイル(機能)によっては不具合が発生するケースも報告されているため、しっかり検証してみましょう。
さて、基本的な設定手順は以上なので、後は大量のタイルの中から便利な機能を見つけるだけ。
下記よりボクが実際に追加して面白いと感じた(&しっかり動作を確認できた)タイルを紹介します。
- Counter – 数字のカウントができる
- Dice – サイコロを振るだけ
- Night screen filter – 画面を夜間モードに変更できる
- Caffeine – スリープを一定時間解除できる
- Smart Reminder – メモ機能を追加できる
- Battery – バッテリー残量を表示できる
- Shortcuts – 各種アプリのショートカットを追加できる
Counter – 数字のカウントができる
ただひたすら数字のカウントができるのが「Counter」タイル。
カテゴリー「Utilities」より探すのがラクです。
クイック設定にタイルを追加し、タップするだけで数字をカウントできます。
用途は無限大で、何らかのカウント作業をする機会が多いなら、クイック設定に追加しておくだけですぐ起動できて便利でしょう。
Dice – サイコロを振るだけ
ただサイコロを振って、出た目を表示できるのが「Dice」タイル。
カテゴリー「Utilities」より探すのがラクです。
クイック設定にタイルを追加し、タップするだけでサイコロを振れます。
Night screen filter – 画面を夜間モードに変更できる
夜間向けに画面全体を暗く変更できるのが「Night screen filter」タイル。
カテゴリー「Utilities」より探すのがラクです。
クイック設定にタイルを追加し、タップするだけで画面が夜間モードとなります。
夜間モードに入っても、ステータルバーとナビゲーションバーの明るさは変わらないようです。

(左)通常の画面 / (右)夜間モードがオンの画面
ちなみに、クイック設定に「夜間モード」タイルを追加したいだけなら「Night Mode Enabler」というアプリもオススメです。
OS要件に制限があるため、全ての機種で利用できるわけではありませんが、ぜひご参考あれ。

また、スマートフォンの画面を長時間凝視することによる目の疲れを軽減したいなら、画面全体を白黒モノクロに変化させる設定もオススメです。合わせてどうぞ。

Caffeine – スリープを一定時間解除できる
Android標準で設定している「スリーブに入るまでの時間」を無視して、画面を点灯したままにできるのが「Caffeine」タイル。
カテゴリー「Utilities」より探すのがラクです。
クイック設定にタイルを追加し、タップするだけで画面がずっと点灯したままとなります。
ちなみに、クイック設定に「画面を点灯したままにする」タイルを追加したいだけなら「Caffeinate」というアプリもオススメです。
先ほど紹介した「Caffeine」タイルは時間制限はなく、再度クイック設定より手動でオフにするまで延々と画面点灯されたままとなりますが、この「Caffeinate」アプリなら事前に制限時間を設けて、指定時間経過後からは通常の「スリーブに入るまでの時間」を適用させることができます。
詳細は関連記事【Caffeinate – スリープを一定時間解除! 画面消灯の開始時間を状況に応じて伸ばせる無料アプリ】で解説しています。

Smart Reminder – メモ機能を追加できる
クイック設定からすぐに起動できるメモ機能を追加できるのが「Smart Reminder」タイル。
カテゴリー「Utilities」より探すのがラクです。
クイック設定にタイルを追加し、タップするだけでメモを記入できます。
以後、「DELETE ALL」をタップするまでずっと通知領域にメモが残り続けるので、備忘録として便利です。
ちなみに、クイック設定にメモ機能のタイルを追加したいだけなら「Notedown」というアプリもオススメです。
「Notedown」アプリの方が共有機能がより強化されているため、比較してみると良いでしょう。
Battery – バッテリー残量を表示できる
ユーティリティー より 電池 を選べば、
クイック設定パネルにバッテリー残量タイルを追加できます。タイルをタップすれば、そのままバッテリー設定へアクセスも可能。
ちなみにバッテリー残量タイルを追加できるアプリとして、Battery Tileもオススメです。
こちらは設定より、バッテリー残量タイルのデザイン変更もできます。

デザイン「Solid with percentage」を選べば(左)、タイルの中に残量の数値%を表記できる(右)。
Androidのバッテリー残量は、ステータスバーやウィジェットなど、様々な形式で表示可能です。まとめて関連記事【Androidでバッテリー残量を表示する方法! ステータスバーの電池アイコンにパーセントを出そう】で解説しています。

Shortcuts – 各種アプリのショートカットを追加できる
クイック設定から指定アプリをすぐに起動できるショートカット機能を追加できるのが「Shortcuts」カテゴリーに属するタイルです。
カテゴリー「Shortcuts」にて様々なタイルを追加できます。
「時計」や「カメラ」、「電卓」など、ショートカットを配置したいアプリ専用のタイルが用意されていれば、当該タイルを追加すれば良いでしょう。
また、一覧にないアプリでもショートカットをカスタマイズできる「App&Shortcuts」タイルを追加すればOKです。
前者(例:時計 / カメラ / 電卓)の場合、クイック設定にタイルを追加し、タップするだけで当該アプリを起動できます。

例えば「Calculator」タイルから電卓アプリを起動できる。
後者(一覧にないアプリ)の場合、追加した「App&Shortcuts」タイルをタップすると、初回のみAndroidにインストールされたアプリ一覧が出るので、この中からショートカットとして設定したいアプリを選択します。

例えば「Google Chrome」アプリを選んでみる。
すると、以後選んだアプリ専用のショートカットタイルとなり、タップすればすぐに起動できます。

タイルのデザインが、選択したアプリ名称の頭文字となる。
ここで紹介したように、Androidではホーム画面以外から指定アプリを起動する方法がたくさんあります。
まとめて関連記事【[Android] 通常とは異なる方法で指定アプリを起動する方法まとめ! ホーム画面以外から素早く開こう】で解説しています。

補足:
そのほかクイック設定をカスタマイズする情報まとめ
今回紹介したように、別途アプリをインストールすることで、標準機能の範囲を超えてクイック設定のタイルをカスタマイズすることができますが、さらにタイル以外の部分もいじくったり、タイルの操作性・機能性を拡張する方法があります。
例えば、「Display brightness」アプリを使えば、画面上のどこからでも明るさを調整できるようになります。
ダウンロード Amazonアプリストア – Display brightness

また、「Material Notification Shade」というアプリを使えば、クイック設定の背景やアイコンの色まで個別に変更できます。

ほかにもクイック設定をカスタマイズする情報はまとめて、関連記事【Androidでクイック設定のタイルをカスタマイズする方法まとめ! 好きな機能や外観を追加しよう】で解説しています。

iPhoneのコントロールセンターを再現する方法
Androidのクイック設定に相当する機能として、iPhoneでは「コントロールセンター」が搭載されます。
このコントロールセンターは、「コントロールセンターIOS 12」というアプリを使ってAndroid上でも再現できます。
詳細は関連記事【AndroidでiPhoneのコントロールセンターを再現する方法! iOSの機能で自由にカスタマイズしよう】で解説しています。

〆:クイック設定を劇的にカスタマイズしよう!
以上、Androidのクイック設定パネルに新しい機能を追加する方法! 好きなオリジナルタイルを自由にカスタマイズしよう の説明でした。
「Quick Settings」アプリを使えば、クイック設定を劇的にカスタマイズできて面白いですよ。
記事後半で紹介したタイル以外にも、非常に多くの機能が提供されているため、ぜひご自身で試してみて下さい。
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