XperiaのWhat's Newを無効化する方法! ソニーのいらないアプリ通知を強制的に消そう

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Android

この記事では、What's NewアプリのアイコンWhat’s Newをはじめ、Xperiaシリーズにプリインストールされるアプリを無効化および削除する方法を解説します。

いらないと感じていれば、ぜひ参考にして下さい。

 

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Xperiaの不要アプリを止める方法

本パートでは、具体的にXperiaの不要アプリを無効化 or 削除する手順を解説します。

説明の流れ
  • 前提
    What's Newとは? -無効にするメリット/デメリット-
  • 説明
    ソニーのプリインアプリを強制的に無効化・削除する方法
  • 参考
    What’s Newの設定から通知を非表示へ変更する方法

前提:What’s Newとは? -無効にするメリット/デメリット-

What's NewアプリのアイコンWhat’s Newは、Xperiaシリーズにプリインストールされる標準アプリの1つです。

かつては、新しいテーマやアプリ更新に関する最新情報を知らせる役割がありました。

What's Newアプリの説明

新しいテーマに関する通知の例。

ただ2019年頃にサポートが終了となり、現在では起動しても「What’s Newはサービスを終了しました」と表示されます。

What's Newのサービス終了に関する説明

ホーム画面にアイコンは残るが、起動しても終了メッセージが表示される。

サービス終了後のWhat's Newの役割に関する説明

引き続き「標準アプリの更新管理」という役割は担っている。

今まで以上に存在意義が薄れているため、できれば消したいと感じるユーザーも多いでしょう。

残念ながらWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newは、プリインストールの中でも”無効化”ができない特別なアプリに分類されるため、標準設定だけで止めることはできません。

What's Newは通常の無効化ができない説明

アプリ情報を開いても、”無効化”メニューがグレーアウトされ選択できない。

一方、パソコンのadb環境さえあれば、比較的カンタンな操作でWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newを無効化またはアンインストールが可能です。

本記事では、この手順を中心に解説をしています。

Xperiaのプリインストールアプリのうち、通常は無効化できないXperiaアシストのアイコンXperiaアシストやスタイルカバーのアイコンスタイルカバーについても、同じ流れで無効化or削除が可能です。

なおWhat's NewアプリのアイコンWhat’s NewはXperia標準アプリの更新管理という役割があり、無理やり機能を停止することで不都合が生じるリスクもあります。

What's Newを無効化する留意点

Playストアには存在せず、What’s Newからしか更新できないアプリがある。

その他、XperiaアシストのアイコンXperiaアシストやスタイルカバーのアイコンスタイルカバーなども、通常は消されることを想定した作りとなっていないため、予期せぬ不具合を招く可能性もあります。

実行については、くれぐれも自己責任で判断して下さい。

ソニーのプリインアプリを強制的に無効化・削除する方法

ここまで説明したとおり、What's NewアプリのアイコンWhat’s Newをはじめとする、Xperiaの一部プリインストールアプリは、標準設定だけで止めることはできません。

一方、パソコンのadbコマンドを使用すれば、この制約を突破して無効化 or 削除することが可能です。

次の順番で説明します。

  1. パソコンのadb環境を用意する
  2. 無効化or削除したいアプリのパッケージ名を調べる
  3. adbコマンドでアプリを無効化する
  4. adbコマンドでアプリをアンインストールする

1. パソコンのadb環境を用意する

お使いのパソコンでadbコマンドを使用できる環境を用意して下さい。

Windows・Macそれぞれにおける手順は関連記事で解説しています。

Windowsでadbコマンドを使う方法! Android SDKを入れてパソコンのコマンドプロンプトから操作しよう
この記事では、Windows PCでadbコマンドを使う方法を解説します。
Macでadbコマンドを使う方法! Android Studioを入れてmacOSのターミナルから操作しよう
この記事では、Macでadbコマンドを使う方法を解説します。

またパソコンとAndroidを接続するケーブルも必要です。

XperiaのUSB端子の形状(micro USB / Type C)に合わせ用意しましょう。

さらにAndroid設定アプリのアイコン設定の システム から 開発者向けオプション を開き、USBデバッグを有効にして下さい。

開発者向けオプションでUSBデバッグを有効にする手順

2. 無効化or削除したいアプリのパッケージ名を調べる

adbコマンドを実行する際、対象アプリのパッケージ名を指定する必要があります。

【パッケージ名とは?】 – アプリごと決められたユニークな文字列(=アプリケーションID)のこと。パッケージ名が異なれば、たとえアプリの名称は同じでも、別アプリとして認識される。

▼パッケージ名の一例

アプリ名 パッケージ名
What's Newアプリのアイコン
What’s New
com.sonymobile.entrance
Xperiaアシストのアイコン
Xperiaアシスト
com.sonymobile.assist
スタイルカバーのアイコン
スタイルカバー
com.sonymobile.coverapp2
同じアプリでも、バージョンが違うとパッケージ名も異なる場合があります。Xperiaシリーズによって、アプリバージョンに差分があるため、お使いの端末で調べてみることをオススメします。

パッケージ名の調べ方はいろいろあり、例えばAplinのアイコンAplinというアプリが便利です。

Aplinでアプリのパッケージ名を調べる説明

(左)アプリとパッケージ名の一覧 (右)What’s Newに絞って調べることも可能

3. adbコマンドでアプリを無効化する

後ほど”アンインストール”の方法も取り上げますが、元に戻す際のリスクが大きいため、まずはこちらの”無効化”の方法をお試し下さい。

AndroidとUSB接続した上で、パソコン側でadbコマンドを入力していきます。

下記コマンドをペーストし、「アプリのパッケージ名」に無効化したいアプリを入れます。

adb shell pm disable-user --user 0 <アプリのパッケージ名>
“user”の前はハイフンが2つ並ぶ点に注意して下さい。

例えばWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newなら、次のようになります。

adb shell pm disable-user --user 0 com.sonymobile.entrance

adbコマンドでアプリを強制的に無効化する手順1

次のメッセージが表示されればOK(What's NewアプリのアイコンWhat’s Newの例)。

Package com.sonymobile.entrance new state: disabled-user

adbコマンドでアプリを強制的に無効化する手順2

ホーム画面からWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newのアイコンが消え、Android設定アプリのアイコン設定のアプリ情報で”無効”ステータスとなっていれば成功です。

adbコマンドでアプリを強制的に無効化する手順3

ホーム画面からWhat’s Newのアイコンが消える。

adbコマンドでアプリを強制的に無効化する手順4

設定のアプリ情報で”無効”ステータスとなる。

元に戻したい場合、下記コマンドを入力します。

adb shell pm enable <アプリのパッケージ名>

例えばWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newなら、次のようになります。

adb shell pm enable com.sonymobile.entrance

adbコマンドで強制的に無効化したアプリを元に戻す手順1

次のメッセージが表示されればOK(What's NewアプリのアイコンWhat’s Newの例)。

Package com.sonymobile.entrance new state: enabled

adbコマンドで強制的に無効化したアプリを元に戻す手順2

Android設定アプリのアイコン設定のアプリ情報で、”無効”ステータスが消えます。

adbコマンドで強制的に無効化したアプリを元に戻す手順3

“無効”ステータスが消え、通常の”インストール済み”と表記される。

ここまでWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newを例に説明しましたが、XperiaアシストのアイコンXperiaアシストやスタイルカバーのアイコンスタイルカバーなども同じ流れで無効にすることが可能です。

adbコマンドで強制的に無効化したアプリを元に戻す手順4

4. adbコマンドでアプリをアンインストールする

ここまでadbコマンドでアプリを無効化する方法を紹介しましたが、次の2点でデメリットがあります。

  • アプリによっては無効化できない
  • アプリによっては再起動後、有効状態に戻ってしまう

そのようなケースで有効なのが、adbコマンドでアプリを強制的にアンインストールする方法です。

この方法にはリスクがあり、削除後に再インストールしたい場合、別途用意したapkファイルが必要な可能性があります。この処理に失敗した場合、元に戻すには端末を初期化することになります。

AndroidとUSB接続した上で、パソコン側でadbコマンドを入力していきます。

下記コマンドをペーストし、「アプリのパッケージ名」にアンインストールしたいアプリを入れます。

adb shell pm uninstall -k --user 0 <アプリのパッケージ名>
“user”の前はハイフンが2つ並ぶ点に注意して下さい。

例えばWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newなら、次のようになります。

adb shell pm uninstall -k --user 0 com.sonymobile.entrance

adbコマンドでアプリを強制的にアンインストールする手順1

「Success」と表示されればOK。

adbコマンドでアプリを強制的にアンインストールする手順2

ホーム画面からWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newのアイコンが消え、Android設定アプリのアイコン設定のアプリ情報で”未インストール”となっていれば成功です。

adbコマンドでアプリを強制的にアンインストールする手順3

ホーム画面からWhat’s Newのアイコンが消える。

adbコマンドでアプリを強制的にアンインストールする手順4

設定のアプリ情報で”このユーザーでは未インストール”となる。

元に戻したい場合、下記コマンドを入力します。

adb shell cmd package install-existing <アプリのパッケージ名>

例えばWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newなら、次のようになります。

adb shell cmd package install-existing com.sonymobile.entrance

adbコマンドで強制的に削除したアプリを元に戻す手順1

次のメッセージが表示されればOK(What's NewアプリのアイコンWhat’s Newの例)。

Package com.sonymobile.entrance installed for user: 0

adbコマンドで強制的に削除したアプリを元に戻す手順2

Android設定アプリのアイコン設定のアプリ情報で、”未インストール”ステータスが消えます。

adbコマンドで強制的に削除したアプリを元に戻す手順3

“未インストール”が消え、通常の”インストール済み”と表記される。

強制的にアンインストールしたアプリを元に戻す仕組みです。

アンインストール時に入力したadbコマンドは下記のとおりで、あくまで現在ログインしている”ユーザー0″からのみ削除しています。

adb shell pm uninstall -k --user 0 <アプリのパッケージ名>

▼pm uninstallオプションの意味

オプション 意味
-k パッケージの削除後も、データとキャッシュのディレクトリを保持します。
–user user_id 実行するユーザーを指定します

参考 Google Developers – Android Debug Bridge

ユーザー0とは、デフォルトのメインユーザーを示します。

よってAndroid内部には、削除したアプリ本体が残っているため、下記コマンドを入力すれば再復活が可能となります。

adb shell cmd package install-existing <アプリのパッケージ名>

一方、”-k”・”–user 0″部分を除いてコマンドを実行した等の理由で、元に戻せないケースも想定されます。

その場合、あらかじめバックアップしておいたapkファイルから再インストールする必要があります。

もしapkファイルを用意することが難しい場合、端末の初期化が必要です。

なお、ここまでWhat's NewアプリのアイコンWhat’s Newを例に説明しましたが、XperiaアシストのアイコンXperiaアシストやスタイルカバーのアイコンスタイルカバーなども同じ流れでアンインストールが可能です。

adbコマンドで強制的に削除したアプリを元に戻す手順4

以上、Xperiaのプリインストールアプリを無効化 or 削除する手順でした。

実行するadbコマンドはシンプルなので、対象アプリのパッケージ名さえ調べることができれば、ハードルは高くありません。

一方、繰り返しになりますが、これらプリインストールアプリは機能停止を想定しておらず、メーカー側で検証もされていないはずです。

思わぬトラブルを招くリスクがあることも承知の上、お試し下さい。

参考:What’s Newの設定から通知を非表示へ変更する方法

2021年現在、アプリのサービス終了に伴い、こちらの設定は不可能となっています。

What's NewアプリのアイコンWhat’s Newアプリ内には、通知をオフにする設定が用意されています。

ただしアプリ更新に関する通知は引き続き受信してしまうため、完璧ではありません。

参考までに、その手順を紹介します。

記事中の内容は、Xperia Z3(Android 6.0.1)に搭載するWhat’s New(ver 3.5.A.1.0)で検証しています。

What's NewアプリのアイコンWhat’s Newのメニューより 設定 へ進み、

What's Newの設定から通知を非表示へ変更する手順1

通知を表示 をタップしてオフにすればOK。これで新しいテーマに関する通知などは非表示となります。

一方、アプリケーション更新の通知は受信し続けます。

What's Newの設定から通知を非表示へ変更する手順2

 

〆:邪魔なアプリを消してしまおう!

以上、XperiaのWhat's Newを無効化する方法! ソニーのいらないアプリ通知を強制的に消そう の説明でした。

パソコンのadbコマンドは敷居が高そうですが、環境さえ準備できれば投入内容は決して難しくありません。

記事中では、What's NewアプリのアイコンWhat’s Newを中心に説明をしましたが、その他のプリインストールアプリにも当てはまる内容となっているので、不要なアプリがあれば試してみて下さい。

ぜひ、ご参考あれ。

参考 Xperiaサポート – 不要なアプリの更新通知を止める方法

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コメント

  1. はぁ? より:

    何の参考にならないやんけ、ぼけ!

  2. アパラパー より:

    参考にならないものを最後まで読んでしまった。あー、時間の無駄‼️結局解決出来ない。こいつ頭悪そう。

  3. k_ku より:

    この人は何が言いたいんだ。自称プログラマー気取りは止めてもらいたい。
    検索項目が多くなるだけの迷惑行為でしかない。

  4. Shaoxing9 より:

    起動するたびに「com.sonyericsson.crashmonitorが停止しました」「com.sonymobile.rcahandlerが停止しました」の二つに悩まされていましたが、おかげでこの二つを無効化でき気分さっぱりしました。ありがとうございました。

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