AndroidでUSBデバッグを有効/無効にする方法! 設定をオンオフ切り替えよう

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Android

本記事では、USBデバッグをオン/オフ切り替える方法を解説します。

メリット・デメリットも触れているので、ぜひどうぞ。

 

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USBデバッグをオン/オフ切り替える方法

本パートでは、USBデバッグの設定を切り替える具体的な手順を解説します。

デフォルトではオフになっています。

説明の流れ
  • 説明①
    USBデバッグを有効にする方法
  • 説明②
    USBデバッグを無効に戻す方法
Xperia 10 II(Android 11)を例に説明します。

USBデバッグを有効にする方法

まず「開発者向けオプション」を表示します。

標準では非表示となっているため、Android設定アプリのアイコン設定の デバイス情報 にある ビルド番号 を連続タップ。

AndroidでUSBデバッグを有効にする手順1

以下メッセージが出れば、Android設定アプリのアイコン設定の システム開発者向けオプション が出現します。

これでデベロッパーになりました!
AndroidでUSBデバッグを有効にする手順2

(左)表示されるメッセージ (右)メニューが出現する

あとは「開発者向けオプション」を開き、USBデバッグ をオンにすればOK。

AndroidでUSBデバッグを有効にする手順3

この状態でパソコンとUSB接続すると、「USBデバッグが接続されました」と通知が表示されます。

さらに初めて接続するパソコンの場合、Android側で下記メッセージが出るので、このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する にチェックを入れましょう。

USBデバッグを許可しますか?
このパソコンのRSAキーのフィンガープリント:
AndroidでUSBデバッグを有効にする手順4

(左)表示される通知 (右)初めての接続時に許可操作が必要

以上、USBデバッグを有効にする方法でした。

実際にUSBデバッグをオンにすることで、パソコンから操作可能となる内容については、記事後半で解説します。

USBデバッグを無効に戻す方法

Android設定アプリのアイコン設定の システム開発者向けオプション より、USBデバッグ をオフにすればOK。

AndroidでUSBデバッグを無効に戻す手順1

もしパソコンからのUSBデバッグの許可を取り消したい場合、「開発者向けオプション」の USBデバッグの許可の取り消し をタップしましょう。

例えば共用のパソコンにUSBデバッグを許可したケースなど、許可を消去しておくとセキュリティ面で安心です。

AndroidでUSBデバッグを無効に戻す手順2

以上、USBデバッグを無効にする方法でした。

USBデバッグのみならず、開発者向けオプションそのものを無効化する方法は、記事後半で解説します。

 

USBデバッグのメリット・デメリット

本パートでは、USBデバッグモードの良い点・リスクを両面から解説します。

説明の流れ
  • 説明①
    USBデバッグのできるコト
  • 説明②
    USBデバッグの危険性

USBデバッグのできるコト

USBデバッグを有効にすれば、パソコンとUSB接続して高度な操作を行えます。

特にオススメの例を2つ紹介します。

  1. adbコマンドが使えるようになる
  2. Android画面をPCへミラーリングできる

例1:adbコマンドが使えるようになる

adb(Android Debug Bridge)コマンドを使えば、通常の設定画面からは行えない、高度なカスタマイズ指示をAndroidへ与えることが可能です。

なんだか難しそうですが、、プログラムの知識がない一般ユーザーであっても、割と簡単に操作できるツールとなっています。

具体的にできるコトです↓↓↓

  • SDカードを内部ストレージ化する
  • 全画面表示する
  • フリーフォームモードを有効にする
  • ChromeでPC版サイトを固定する
  • マルチアカウントを作成する
  • アプリのパッケージ名を調べる
  • アプリのapkファイルを抽出する
  • アプリのデータをフルバックアップする
  • アプリをインストール/ダウングレードする
  • アプリをアンインストール(強制削除/無効化)する
  • アプリに特別な権限を付与する
  • リカバリーモードで端末を強制初期化する
  • 次期OSバージョンをサイドロードする
  • OSバージョンをダウングレードする
  • Androidをroot化する

詳細な情報はまとめて、関連記事【adbコマンドのできること一覧! Androidをカスタマイズしよう】で解説しています。

adbコマンドのできること一覧! Androidをカスタマイズしよう
この記事では、adbコマンドでオススメのカスタマイズ例を紹介します。Androidを便利に改造できます。

例2:Android画面をPCへミラーリングできる

専用ソフトを準備したパソコンとUSB接続すれば、Androidの画面をミラーリングできます。

具体的には、以下2つのソフトがオススメです。

どちらも無料で、「USB接続でミラーリング」かつ「パソコンからAndroid画面の操作」に対応しています。
ソフト こんな場合にオススメ
Vysorアプリのアイコン
Vysor(関連記事)
  • あまり品質や機能にこだわらない
    (とりあえず画面投影と操作ができればOK)
scrcpyのアイコン
scrcpy(関連記事)
  • 多少難しくても品質や機能にこだわりたい
    (いろいろカスタマイズしたい)
  • スマホの音声もPCへ出力したい
  • ワイヤレス接続でもミラーリングしたい
scrcpyの紹介

scrcpyでAndroid画面をミラーリングした例。

詳細な情報は、関連記事【Androidをパソコンで操作する方法! USB接続でPCに画面/内部音声をミラーリングしよう】で解説しています。

Androidをパソコンで操作する方法! USB接続でPCに画面/内部音声をミラーリングしよう
この記事では、スマホをパソコンで操作する方法を解説します。ミラーリングソフトを使えば、USBまたはワイヤレスに画面共有または音声出力できます。

USBデバッグの危険性

便利なUSBデバッグですが、次のような危険性もあります。

  • セキュリティ上のリスクが増える
  • アプリによっては起動不可となる

セキュリティ上のリスクが増える

USBデバッグモードはほんらい、開発者向けに用意されたメニューです。

パソコンから様々なコマンド指示を送れるため、悪意のあるソフトや第三者に利用されると、思わぬトラブルを招くことも。

例えば、ファイル転送モード(MTP/MSC/PTP)の設定に関わらず、パソコンからファイルを書き出せてしまうなど、セキュリティ上どうしても脆弱となります。

少し切り替えは面倒ですが、使用するときだけ”オン”、普段は”オフ”にしておくのが望ましいです。

USBデバッグモード自体をオフにしても、パソコンからインストールしたアプリや、独自に改造した設定は消えません。

アプリによっては起動不可となる

アプリによっては、以下のようなメッセージが表示され、USBデバッグを無効にしないと起動できません。

ご利用の端末のUSBデバッグがオンに設定されているため、本アプリはご利用いただけません。
USBデバッグをオフにした後に、アプリを起動してください。
セキュリティの厳しい銀行系アプリで該当するケースが多いです。
USBデバッグによりアプリが起動できない説明

三井住友銀行アプリの例。USBデバッグをオフにしないと使えない。

 

補足:スマホのUSBデバッグモードに関するアレコレ

本パートでは、USBデバッグに関連する細かい情報を補足します。

説明の流れ
  • 補足①
    開発者向けオプションを解除する方法
  • 補足②
    USBデバッグを有効にしても認識できない原因

開発者向けオプションを解除する方法

開発者向けオプションそのものを非表示にしたい場合、「開発者向けオプション」最上部のトグルをオフにすればOK。

開発者向けオプションを解除する手順1

これでAndroid設定アプリのアイコン設定から 開発者向けオプション メニューが消えます。

同時に開発者向けオプションで設定した各項目(USBデバッグ含む)も、初期値に戻ります。
開発者向けオプションを解除する手順2

表示されていたメニューが(左)、操作後は消える(右)。

開発者向けオプションの詳細は、関連記事【Android「開発者向けオプション」の基本と表示/非表示にする方法まとめ! デベロッパーモードで隠れ機能を使おう】で解説しています。

Android「開発者向けオプション」の基本と表示/非表示にする方法まとめ! デベロッパーモードで隠れ機能を使おう
この記事では、Androidの隠れ機能「開発者向けオプション」の基本と、表示する方法&非表示にする方法&初期値に戻す方法の3点をまとめて解説します。

USBデバッグを有効にしても認識できない原因

特にadbコマンドを実行するシーンで、デバイスを認識できず、エラーとなるケースがあります。

これは以下2点が原因の可能性が高いです。

  1. 接続先のパソコンにUSBデバッグを許可していない
  2. adb/fastbootドライバが更新されていない(Windowsのみ)

1について、初めて接続するパソコンの場合、Android側で下記メッセージが出ます。

このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する にチェックを入れましょう。

USBデバッグを許可しますか?
このパソコンのRSAキーのフィンガープリント:
接続先のパソコンにUSBデバッグを許可する説明

(右)接続するパソコンごと許可するのを忘れずに。

2について、Windowsの場合、手動でドライバのインストールが必要です。

ドライバは機種メーカーによって手順が異なり、Googleの公式ページで紹介されています。

参考 Android Developers – Google USBドライバを入手する(Pixel系列はコチラ)

参考 Android Developers – OEM USB ドライバのインストール(他メーカーはコチラ)

adb/fastbootドライバを更新する説明

Googleの公式ページ。

説明が長くなるため、詳細は関連記事【adbコマンドでエラーが出る原因まとめ! adb/fastboot devicesの認識されない問題を解決しよう】で解説しています。

adbコマンドでエラーが出る原因まとめ! adb/fastboot devicesの認識されない問題を解決しよう
この記事では、adbコマンドの主要なエラーを解説します。adb devicesで認識されない問題の多くは、USBデバッグまたはPCのドライバが原因です。

 

〆:USBデバッグでパソコンと接続しよう!

以上、AndroidでUSBデバッグを有効/無効にする方法! 設定をオンオフ切り替えよう の説明でした。

AndroidとパソコンをUSB接続して何らかの操作をする場合、「USBデバッグの有効」が前提条件となるケースが多いです。

設定自体はカンタンですが、本記事で紹介したようなリスクもあるため、普段はオフにしておくべきでしょう。

ぜひ、ご参考下さい。

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