Androidでは標準機能でライトをつけることができます。
また別途サードパーティ製アプリを用意すれば、様々な方法でライト点灯が可能です。
そこで本記事では、Androidを懐中電灯として使う方法をまとめて紹介します。
Androidで懐中電灯を使う方法まとめ
クイック設定からライトをつける
Android標準機能の「クイック設定ツール」で「ライト」タイルをオンにすれば、カメラのフラッシュが点灯します。
スワイプですぐ起動できるので、急いでライトを点灯したいシーンでも便利です。
もしタイル一覧に「ライト」が存在しない場合、手動で追加する必要があります。
クイック設定ツールの詳細情報は、関連記事【Androidのクイック設定パネルをカスタマイズする方法まとめ! 上からスワイプのタイルを編集しよう】で解説しています。

参考:ロック画面で懐中電灯を使う方法
Androidでは画面ロック中も変わらず懐中電灯として使用できる仕様となっています。
- ライトを点灯した状態で画面をロックしてもライトはついたまま
- 画面をロックしてからもライトは点灯できる
「画面をロックしてからライトを点灯する」場合も、同じ手順でクイック設定から操作できます。
ただロック解除の画面(例:パターン入力 / パスワード入力)中は、画面をスワイプしてもクイック設定を起動できないため注意して下さい。

パターン入力の例。この画面上ではクイック設定を起動できない。
音声認識でライトをつける
Android標準機能の「Googleアシスタント」を使えば、音声認識でフラッシュライトを点灯できます。
まず端末に「OK Google」と話しかけ音声操作を開始します。
続けて次のようなキーワードを伝えると、フラッシュライトを点灯してくれます。
- ライトをつけて
- 懐中電灯をつけて
- ライトをオン
- 懐中電灯をオン
消灯したいときは、次のようなキーワードを伝えればOK。
- ライトを消して
- 懐中電灯を消して
- ライトをオフ
- 懐中電灯をオフ
参考:「OK Google」と話しかけても反応がない場合
もし「OK Google」と話しかけても反応がない場合、設定を手動で有効にする必要があります。
まず最新の「Google」アプリがインストールされていることを確認します。
次に「Google」アプリを開き、「その他」タブの「設定」より「音声」へ進み、
「Voice Match」にて「Voice Matchでアクセス」が有効になっているか確認します。
参考 Google検索ヘルプ – Android で「OK Google」と話しかける
ウィジェットからライトをつける
Android標準のフラッシュライト機能にはウィジェットが存在しませんが、サードパーティ製アプリで実現できます。
本記事ではその中でもアプリ「Icon Torch」を紹介します。
ホーム画面に「Icon Torch」のアイコンを設置すれば、タップするだけでフラッシュライト機能をオン / オフ切り替えできます。
アイコンを複数設置すれば、ホーム画面のどのページからもライトを操作できます。
ライト点灯中は通知領域にメッセージが常駐するため、切り忘れの予防にもなります。
端末をシェイクしてライトをつける
スマートフォン本体をシェイクして、フラッシュライトを点灯できます。
具体的には自動化アプリ「MacroDroid」を使って、次のようなマクロを作成します。
- トリガー:デバイスをシェイク(Android本体を振ったら)
- アクション:カメラライトのオン / オフを切替える
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
設定手順の詳細は、関連記事【シェイクでAndroidのライトをつける方法! 本体を振るだけでカメラライトの点灯/消灯ができる】で解説しています。

物理キーを押してライトをつける
スマートフォン本体の物理キーを押して、フラッシュライトを点灯できます。
- 音量ボタンでライトを点灯するアプリ:Torchie
- 電源ボタンでライトを点灯するアプリ:Power Button Torch
各アプリの使い方について、詳細は関連記事【Androidのライトを音量/電源ボタンで操作する方法! 物理キーで懐中電灯を点灯/消灯できる】で解説しています。

ホーム長押しでライトをつける
◉ホームボタン長押しで動作するアシストアプリをカスタマイズすれば、ライト点灯できます。
ここではおすすめアプリとして、アプリアシストと
アクセシビリティ支援ツールを紹介します。
まず初期設定をします。
アプリアシストのトップ画面から アシストアプリ を選ぶと、
設定の「デフォルトのアプリ」一覧へ進みます。
ここで デジタルアシスタントアプリ を開き、
デフォルトのデジタルアシスタントアプリ より、アプリアシストへ切り替えます。


同じような流れで「使用履歴へのアクセス」も許可すれば、事前準備は完了です。
さっそく◉ホームボタン長押しに好きな機能を割り当てましょう。
トップ画面で アプリを追加 より、「どのアプリで」・「何の操作をするか」設定します。

例えば「どの画面でも、◉ホームボタン長押しでライトを点灯する」なら、以下のような設定となります。
アプリ | アクション |
---|---|
既定のアクション | ショートカットを起動:ライト |



(左)ショートカット一覧 (右)設定例
◉ホームボタン長押しで、ライト点灯すれば成功です。
ちなみにアプリアシストで設定できるアクションは、他にもたくさんあります。
より詳細な情報は、関連記事【Androidでホームボタンをカスタマイズする方法! アシストアプリを設定して機能を拡張しよう】で解説しています。

補足:
懐中電灯を点滅させる方法
Android標準のフラッシュライト機能で”ライトの点滅”はできませんが、サードパーティ製アプリで実現できます。
本記事ではその中でもアプリ「点滅ライト」を紹介します。
アプリを起動するとカメラのフラッシュライトが点滅して光ります。
さらに「ON / OFF」スライダを左右に動かして、点滅の間隔を自由に調整可能です。
「点滅ライト」アプリ画面を閉じてもバックグラウンドで動き続けるので、ライトは点滅したままです。
ライトを消す際は、アプリ画面の点灯ボタンをタップしてオフにすればOK。
懐中電灯の明るさを調整する方法
Android標準のフラッシュライト機能で”ライトの明るさ調整”はできませんが、サードパーティ製アプリで実現できます。
本記事ではその中でもアプリ「Bright Screen」を紹介します。
表示される真っ白のアプリ画面が懐中電灯として機能します。
スライダを左右に動かしてスクリーンの輝度を変えることで、懐中電灯の明るさを調整できます。
右下の”カラーパレット”アイコンをタップして好きな色を選ぶと、点灯させるスクリーンカラーも変更可能です。
左下の”ライト”アイコンをタップして、光源をカメラのフラッシュライトへ切り替えもできます。
カメラのフラッシュライト点灯中はスクリーンが真っ暗となり、上部のスライダを左右に動かして画面の明るさを調整できます。
「Bright Screen」アプリ画面を閉じると、自動的にライトも消えます。
iOSのコントロールセンター風にライトをつける方法
コントロールセンターというアプリを使えば、iPhoneのコントロールセンター風メニューからフラッシュライトを点灯できます。

コントロールセンターアプリの画面例。
本物のコントロールセンターと違って”光の強さ”までは調整できませんが、どの画面上でも呼び出すことができるので便利ですよ。
アプリの使い方について、詳細は関連記事【Androidでコントロールセンターを使う方法! スマホの画面録画などカスタマイズしよう】で解説しています。

〆:もしものときに備えライトのつけかたを把握しておこう!
以上、Androidで懐中電灯を使う方法まとめ! スマートフォンのライトをつけよう の説明でした。
災害時や停電時など緊急事態に備え、Androidを懐中電灯として使う方法を知ってると役立ちますよ。
ぜひ、ご参考下さい。
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