Androidの情報を暗号化する方法! 完全に初期化してデータ復元を防止する手順を解説

スポンサーリンク

Androidを第三者へ譲渡・売却するなら、誰しも「初期化(=工場出荷状態へ戻す)」は実行するでしょう。が、実は通常の初期化は本体に保存されるデータが完全に消えるわけではなく、専門的な知識を持っている人なら取り出すことができてしまいます。

そこで本記事では、Androidを暗号化して完全なデータ初期化を実現する方法を紹介します。

スマートフォンを譲渡・売却する予定がある人はもちろん、紛失・盗難時への備えという意味でも、Androidの暗号化は知っておくと便利な機能です。ぜひ、ご覧あれ。

photo by Pixabay

スポンサーリンク

Androidを暗号化する方法!

通常の初期化は「完全なデータ消去」ではない

Androidで一般的な初期化は「設定」から実施する手順が有名でしょう。

関連記事

Androidを初期化する方法まとめ! スマートフォンやタブレットの個人情報を消去しよう

ただ通常の初期化作業は、ストレージ内の全データが消えてるように見せかけて、実は上辺のインデックス情報だけを削除しているにすぎないため、ハードウェアレベルで完全なフォーマットができていません。

従って、専門的な知識を持っている人ならPCを利用してAndroidの内部に隠れているデータを吸い上げてしまうことも不可能ではないのです。

参考 CNET – 「Android」の初期化機能、個人情報の消去が不完全–セキュリティ企業が指摘

そこで本リスクへの対策としてAndroidでは「暗号化」という機能が標準で提供されています。

暗号化すると、Androidの内部ストレージは「ロック解除されている場合」にのみ読み取り可能となる形式でデータが保存されます。

暗号化されたAndroidは、ロック解除して初めてデータが復号化されるため、例え第三者がPCなど外部から端末へ接続してデータの吸い上げを試みても解読できないようになります。

この暗号化状態を復号(=解除)する情報キーは、Android本体にのみ保存されますが、初期化をすると復号に必要な情報も一緒に消えるため、「Androidを暗号化する→Androidを初期化する」という順序で作業をすることで、より安全な初期化を実現できるというわけです。

以上が、一般的なAndroidの初期化作業の落とし穴と、その対策として「暗号化」の説明でした。

iOS(iPhone / iPad)の場合は標準でデータの暗号化が適用されているため、通常の初期化をするだけで問題ありません。

関連記事

iOSを初期化する方法まとめ! iPhoneやiPadの個人情報を消去しよう

下記より実際に「暗号化」作業の手順について解説しています。

Androidを暗号化する手順

「暗号化」はAndroidバージョンや機種によってはデフォルトで有効になっているケースがあり、特に最近のAndroidでその傾向が強く見られます。

そこで例として、ボクが検証できた下記の機種について、

Xperia Z3(Android 6.0.1)

Galaxy S7 edge(Android 7.0)

Nexus 6P(Android 8.1.0)

それぞれ実際に暗号化を実行するまでの手順を解説します。

Xperia Z3(Android 6.0.1)

Xperia Z3(Android 6.0.1)は、「携帯電話の暗号化」項目を確認でき、かつデフォルトで「非有効」状態となっていました。下記より暗号化する手順を説明します。

「設定」→「セキュリティ」より「携帯電話の暗号化」へ進み、

表示される注意事項を確認します。

下記はXperia Z3の内容となり、機種やAndroidバージョンによって注意事項に差異があります。

暗号化すると再起動の度に復号化(パスワード入力)が必要となる

暗号化の解除方法はデータの初期化のみ

暗号化にかかる所要時間は1時間ほど

暗号化中は充電が必須

例えば充電器に挿していない状態だと「充電器に接続して下さい」とメッセージが出る。

注意事項に了承の上、暗号化を実行します。

その後、何度か再起動を繰り返し、自動で処理が進みます。

最終的に再び「設定」→「セキュリティ」と進み、「携帯電話の暗号化」に「暗号化されています」と表示されていればOKです。

ボクのXperia Z3はほとんどデータが保存されていないためか、10分ほどで暗号化作業が完了しましたが、大量のデータが入っていると30分〜1時間ほどかかり、その間スマートフォンを使用できません。

Galaxy S7 edge(Android 7.0)

Galaxy S7 edge(Android 7.0)は、そもそも「携帯電話の暗号化」項目を確認できなかったため、標準で本体の暗号化がされていると推測されます。

Nexus 6P(Android 8.1.0)

Nexus 6P(Android 8.1.0)は、「携帯電話の暗号化」項目を確認できましたが、デフォルトで「有効」状態となっていました。

状態は「設定」→「セキュリティと現在地情報」より「暗号化と認証情報」を開くと、

「スマートフォンの暗号化」より確認できます。

すでに「暗号化」されていた。

以上の手順でAndroidの暗号化が完了している状態を確認後に、通常の初期化を実施することで、復号するための情報キーも一緒に消えるため、「完全な初期化」を実現できます。

最後に暗号化の注意点として、まずAndroidの暗号化を有効にした後で無効にしたい場合、初期化するしか元の状態へ戻す方法はありません。

Nexus 6Pのように、デフォルトで暗号化されている機種の場合、例え初期化しても暗号化を解除することはできません。

また、Androidを暗号化すると性能に悪影響がある、というレポートがネット上で多数報告されています。

参考 ひきからじりつ – 【Android】暗号化をOFFにしたらアプリ起動が速くなった

セキュリティとパフォーマンスがトレードオフになる悩ましい点ですが、少なくとも譲渡・売却する際は、ぜひ暗号化してからの初期化をオススメします。

参考 Nexus – データを暗号化する

〆:暗号化でより完全な初期化をしよう!

以上、Androidの情報を暗号化する方法! 完全に初期化してデータ復元を防止する手順を解説 の説明でした。

記事終盤に記載した通り、Androidの暗号化はメリットばかりではありませんが、第三者の手に渡ることが事前に予想できるなら、ぜひ設定しておくことが推奨されます。

ぜひ、ご参考あれ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

あわせて読みたい