基本的にすべてのAndroid機種では、次のいずれかの方法でスクリーンショット撮影できます。
- 電源ボタン と 音量下げボタン の同時長押し
- 電源ボタン と ホームボタン の同時長押し

そのため、いずれかのボタンが故障した場合を想定して、別の方法で撮影する手段を知ってると便利です。
またスクリーンショット機能の細かいカスタマイズ設定は、別途アプリを導入することで実現できます。
そこで本記事では、「Androidスクリーンショット機能をもっと強化する方法」をテーマに、過去当ブログで取り上げた豆知識をまとめて紹介します。
具体的には、下記ジャンルに分類して説明します。
- 音量ボタンや指紋センサーで撮影する方法まとめ
- 画面タップで撮影する方法まとめ
- パソコンから撮影する方法まとめ
- スクリーンショット機能を強化する方法まとめ
画面キャプチャの機会が多いなら、便利な情報を取り上げているので、ぜひご覧あれ。
記事中で紹介するアプリの中には、Google Play上で配布されないため、apkから直接インストールが必要な場合があります。
apkをインストールする手順は、関連記事【Androidで提供元不明アプリをインストールする方法! スマホ操作でapkファイルを許可しよう】で解説しています。

音量ボタンや指紋センサーでスクリーンショット撮影する方法まとめ
もし電源ボタンの調子が悪い場合、音量ボタンや指紋センサーでスクリーンショット撮影する方法を知ってると便利です。
音量ボタンだけで画面キャプチャする
Button Mapperというアプリを使えば、音量アップ・ダウンキー押下でスクリーンショット撮影できます。

Button Mapperの設定画面例。

音量ボタンを長押しで、スクリーンショット撮影する動作例。
スクリーンショット撮影以外にも多数の機能を設定できるので、いろいろ応用が利く面白いアプリです。
詳細は関連記事【Androidで音量ボタンの割り当てを変える方法! ボリュームキーにショートカット設定しよう】で解説しています。

指紋認証で画面キャプチャする
別途アプリをインストールすれば、指紋認証でスクリーンショット撮影ができます。

「Fingerprint Quick Action」で指紋認証にホームボタンを配置した例。
スクリーンショット撮影以外にも好きな機能の割り当てが可能なので、指紋認証の幅を広げられます。
詳細は関連記事【Androidの指紋認証に新しい機能を割り当てる方法! ジェスチャーを追加してアプリ起動や設定切り替えをしよう】で解説しています。

画面タップでスクリーンショット撮影する方法まとめ
もし物理キーやセンサーの調子が悪い場合、ディスプレイをタップしてスクリーンショット撮影する方法を知ってると便利です。
AssistiveTouchで画面キャプチャする
Assistive Touchというアプリを使えば、画面上の仮想ボタンをタップして撮影できます。

スクリーンショットをタップで(左)、撮影できる(右)。
表示する機能は、Assistive Touchの カスタムメニュー より、自由にカスタマイズできます。

機能カスタマイズ画面。
スマートフォンを片手操作したいシーンで活躍しますよ。
より詳細な情報は、関連記事【AndroidでAssistiveTouchを使う方法! ナビゲーションメニューで画面に白い丸を表示しよう】で解説しています。

AZスクリーンレコーダーで画面キャプチャする
スマートフォン画面を動画で撮影できる「AZスクリーンレコーダー」は本来、録画を目的としたアプリですが、サブ機能として画面上のボタンをタップしてスクリーンショット撮影できます。
画面の静止画撮影のみならず、動画撮影も行いたいなら本アプリで両方実現できるためオススメです。
詳細は関連記事【Androidの画面を動画で撮影する方法! 音声録音やタップの視覚表示もできる録画アプリ】で解説しています。

タッチショットで画面キャプチャする
「AZスクリーンレコーダー」に似ているアプリとして「タッチショット」もオススメです。
電源ボタンを押さずに画面タップでスクリーンショット画像を撮影できるのに加え、キャプチャ画像をそのまま加工したり、画面の動画撮影機能まで搭載されているアプリです。
詳細は関連記事【Androidのスクリーンショットを電源ボタン押さずに撮影する方法! 画面タップでキャプチャできる】で解説しています。

ホームボタン長押しで画面キャプチャする
ホームボタン長押しで起動する「Googleアシスタント(Now on Tap)」を使えば、表示している画面をスクリーンショット撮影できます。

「Googleアシスタント」における撮影画面例。
さらにサードパーティ製アプリ「無音スクリーンショット」なら、もっとスピーディーに撮影可能です。
詳細は関連記事【Googleアシスタントでスクリーンショット撮影する方法! Androidのホームボタン長押しで画面をキャプチャしよう [Now on Tap]】で解説しています。

パソコンからスクリーンショット撮影する方法まとめ
もしAndroidの調子が悪い場合、パソコンから画面キャプチャの指示を与えて撮影する方法を知ってると便利です。
Android Tool for Macで画面キャプチャする
Mac向けアプリ「Android Tool for Mac」を使うことで、USBケーブルで接続したAndroidの画面を撮影できます(画像はMac側に保存)。
静止画に加え動画も撮影でき、さらにapkファイルを流し込むことも可能です。
詳細は関連記事【MacからAndroidのスクリーンショット撮影をする方法! PC上で画面キャプチャや録画もできる】で解説しています。

AirMoreで画面キャプチャする
ミラーリングアプリ「AirMore」を使えば、ワイヤレスにAndroid画面をMacへ遠隔で投影できるので、そのまま画面キャプチャ可能です。

Androidの画面操作がリアルタイムにパソコン側へ投影される。
同じWi-Fiネットワークへ接続していればワイヤレス接続できるのが魅力となっています。
詳細は関連記事【AirMore – Androidの画面をパソコンへ無線でミラーリングする方法! ワイヤレスに遠隔でWindows/Macへ映そう】で解説しています。

Vysorで画面キャプチャする
Chrome拡張機能「Vysor」を使えば、USBケーブルで接続したAndroidの画面をパソコン側へ投影できます。
ミラーリングした画面上ではホームボタンや戻るボタンをクリックできたり、画面ロックや音量変更まで遠隔操作が可能です。
詳細は関連記事【Vysor – Androidをパソコンで操作する方法! 画面をUSB接続でPCにミラーリングしよう】で解説しています。

スクリーンショット機能を強化する方法まとめ
スクリーンショット機能の細かいカスタマイズ設定は、別途アプリを導入することで実現できます。
縦長スクリーンショットを撮影する
スマートフォンのブラウザで表示しているページは、様々な方法で全体を1つの画像として撮影できます。
もし画像ファイル形式(例:PNG)で撮影したい場合、オススメアプリが2つあります。
アプリ | 共通する特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
![]() LongShot for long screenshot |
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![]() スクリーンショットイージー |
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LongShotの例。Instagramの縦長画面も撮影できる。
アプリの使い方について、詳細は関連記事【スマホでページ全体のスクリーンショット撮影する方法! Android/iPhoneで縦長画面を繋げてキャプチャを保存しよう】で解説しています。

またファイル形式PDFで保存する方法をお探しであれば、2つの方法があります。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
印刷メニューで PDFを作成する |
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Web Snapshots でPDFを作成する |
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印刷メニューの例。ページ全体を撮影できる。
詳細は関連記事【スマホでWebページをPDF化する方法! Android/iPhoneのChromeやSafariでサイト全体を保存しよう】で解説しています。

スクリーンショット保存先を変える
スクリーンショットで撮影した画像は、内部ストレージの決められたフォルダへ自動保存され、保存先を変更することはできません。
そこでアプリ「FolderSync」を使えば、キャプチャした画像を擬似的に好きなフォルダへ保存することができます。

スクリーンショットで撮影した画像を自動的にSDカードへ保存する例。
保存先をSDカードに設定することも可能なので、内部ストレージ容量対策としてオススメです。
詳細は関連記事【Androidでスクリーンショットの保存先を変更する方法! キャプチャ画像をSDカードや好きなフォルダへ移動させよう】で解説しています。

スクリーンショットを無音で撮影する
Androidのスクリーンショット音は機種によって仕様が異なり、そもそもデフォルトで鳴らないデバイスも多いです。
もしお使いの機種で画面キャプチャ音が鳴る場合、次の方法で消すことが可能です。
方法 | 特徴 | 条件 | オススメ度 |
---|---|---|---|
①:マナーモードをオンにする | いつもの撮影方法でスクショを無音にできる | 機種によっては効果がない | ★★★ |
②:サードパーティ製スクショアプリを使う | 特別な撮影方法でスクショを無音にできる | 新たにアプリインストールが必要 | ★★★ |
③:サードパーティ製無音モードアプリを使う | いつもの撮影方法でスクショを無音にできる | 新たにアプリインストールが必要 | ★★☆ |
④:rootアプリでシステムファイルを編集する | いつもの撮影方法でスクショを無音にできる | root環境が必要 | ★☆☆ |
詳細は関連記事【Androidのシャッター音を消す方法! スマートフォンのカメラやスクリーンショットを無音で撮影しよう】で解説しています。

指定アプリ上でスクリーンショットを禁止する
スクリーンショットを使って全てのアプリで表示している画面を保存するのはリスクでもあり、特に第三者にスマートフォンを貸与する際に問題となります。
そこで「Screen Shield Anti Screenshot」というアプリを使えば、指定アプリ上でスクリーンショットを禁止とできます。
ダウンロード Screen Shield Anti Screenshot – APK

例えばLINE上で画面キャプチャを禁止した設定例。
第三者から勝手にスクリーンショットを撮影されるリスクを軽減できますよ。
詳細は関連記事【Androidの指定アプリ上でスクリーンショットを禁止する方法! 画面キャプチャを無効としよう】で解説しています。

画面をキャプチャできないエラーを解決する
Androidでスクリーンショットを撮影できない原因は、大きく4パターンに分類できます。
- 撮影方法が誤っている/ボタンが壊れているため
- 確認先の保存場所が誤っているため
- 空き容量不足など何らかのエラーが起きているため
- アプリ側で禁止されているため
1〜3であれば操作ミスや一時的なエラーが原因であるため、すぐに解決できます。
一方、4はそもそもアプリ側で画面撮影に制限がかかっているため、少し工夫する必要があります。
詳細は関連記事【Androidでスクリーンショットできない原因と解決策まとめ! 撮れないスマホ画面を保存しよう】で解説しています。

スクリーンショット通知を自動消去する
スクリーンショットを撮影すると、通知領域に「スクリーンショットを撮影した」メッセージが表示されますが、都度手動で消すのは面倒です。
そこで「通知キャンセラー」というアプリを使えば、この通知を自動消去できます。
詳細は関連記事【Androidでスクリーンショット通知を自動消去する方法! キャプチャ撮影のアイコンを非表示にしよう】で解説しています。

補足:
その他、スクリーンショットに関連する情報を補足します。
スクリーンショット画像をGoogleフォトへバックアップする方法
Android版Googleフォトでは、カメラで撮影した写真が保存される「DCIM」フォルダのみがデフォルトでバックアップ対象となり、スクリーンショット画像は対象外となります。
Googleフォトの 設定 → バックアップと同期 → デバイスのフォルダのバックアップ より、「Screenshots」フォルダをバックアップ対象として指定すれば、この問題は解決できます。
より詳細な手順は、関連記事【GoogleフォトでLINEやダウンロードした写真をバックアップする方法! スクリーンショットなど端末フォルダの画像も保存しよう】で解説しています。

Android Wearのスクリーンショットを撮る方法
Android Wearの盤面で映っている画面はAndroidスマートフォン側より撮影することができます。

撮影した盤面の例。
詳細は関連記事【Android Wearでスクリーンショットを撮影する方法! スマートウォッチの画面をキャプチャしよう】で解説しています。

参考:Macでスクリーンショット撮影する方法まとめ
Macのスクリーンショット機能は関連記事【Macでスクリーンショット撮影する方法まとめ! 画面キャプチャの豆知識をマスターしよう】で解説しています。

〆:Androidのスクリーンショットを使いこなそう!
以上、Androidでスクリーンショットを強化する方法まとめ! 画面キャプチャをもっと便利に使いこなそう の説明でした。
Androidは標準機能だけでスクリーンショットを撮影できますが、今回紹介したアプリを応用すればもっと便利になります。
ぜひ、ご参考下さい。
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